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木嶋のりこのアイドル的アイドル思考法 第12回

絶妙なバランスが究極的な背中の”そり”を生む……「安藤遥の《ライン》」

kijima_110801.jpg撮影/尾藤能暢

アイドルたちは、ほかのアイドルをどう見ているんだろう……? そんな疑問にお答えする連載「アイドル的アイドル思考法」。自他共に認める業界一の「アイドル通アイドル」木嶋のりこが、アイドルの魅力のすべてを語り尽くします!

「人は、良いものよりも悪いものの方に目がいきやすい」

 作品を見ているとき、気になるところがひとつあるだけで作品そのものに集中できなくなってしまうことが多々あります。料理でも、物語でも、人そのものでも……。

 すべてのものを作品とした場合、無駄が省かれた作品ほど、分かりやすくシンプルに思いが伝わるものはないと思うのです。

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 DVD『遥の色~Harucolor~』での彼女は、私のその思いをさらに強くしました。

 彼女は顔、身体ともに無駄がなく、とにかくラインがきれい。ラインがきれいだからこそ、彼女の魅力のひとつである大きなネコ目から感じる目力も強く、その視線に触れると心を矢で打ち抜かれたような気持ちになるのです。

 そして、そんな彼女のする表情や動きからは、感情がダイレクトに伝わってきます。特にメイド姿で手錠をされている時の表情はとてもナチュラルで、見ている大勢の人の心をドキドキさせたのではないでしょうか。

 さらに身体のラインでいうと、背中のそりが美しく、グラビアでは欠かせないバックショットや四つん這いのポーズがきれいに決まるのです。

 私もグラビアの撮影をする際、背中のそりに意識を集中させたことが多々あります。きっとグラビアアイドルのほとんどが、「もっと背中をそらせて」とカメラマンから言われた経験があるのではないでしょうか。背中やお腹まわりに無駄がある場合、この背中のそりはきれいに決まらないのです。彼女の持つ絶妙な身体のバランスは、グラビアが彼女を選んだと言っても過言ではありません。

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 そして、ラインがきれいだからこそ引き立っているものがもうひとつ。それは上品さです。その無駄のない顔立ちや体つきから、どんな動きや表情をしても上品に仕上がるのです。きっとその上品さが、彼女をかわいいだけでなくきれいにも魅せているのかもしれません。

 もうひとつ、私が彼女を見ていて惹かれたのは、胸元にあるほくろ。以前もこのコラムで書かせていただいたことがあるのですが、ほくろの位置は身体を色っぽく魅せる上でとても重要なポイントだと思うのです。

 彼女の胸元にあるほくろは水着を着ても隠れない絶妙な位置にあり、胸を寄せたとき、谷間の上に乗るのがとてもセクシーなのです。私も自分の身体の彼女と同じ位置に黒いペンで書きたいと思うほど、まさにベストポジションなほくろ。きっと他の女の子からも羨ましがられることでしょう。

 もし、私が彼女に好きな衣装を着せることができるとしたら、着物や浴衣などの和服を着せてみたいです。浴衣がはだけたときにのぞく胸元のほくろ。そして、帯をほどいたときに見える身体のライン……。

 きっと彼女ならそんなときの表情も、魅力的であるに違いありません。

 グラビアだけでなく、バラエティーやアイドルユニットでも活躍している彼女。きっとこの先も無駄のないきれいなラインで人々を魅了しながら、輝かしい未来から引かれたラインの上を歩んでいくことでしょう。
(文=木嶋のりこ)

●きじま・のりこkijimanoriko_senzai.jpg

1988年、長野県生まれ。05年「制コレ」7テイルズ獲得。女優として『片腕マシンガール』(07)、『ピョコタン・プロファイル』(08=主演)。舞台『月葬(げっそう)』(09)。
ブログ「木嶋のりこのハッピーオムライス」
http://ameblo.jp/noriko-kijima/
公式HP「木嶋食堂」
http://mentaiman.com/attraction/kijima/index.html

r遥の色 ~Harucolor~

イイネ!

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最終更新:2012/05/11 19:48
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