日刊サイゾー トップ > カルチャー  > “日本のメッシ”サッカー欧州組の歴史を塗り替えてゆく香川真司はなぜ活躍できるのか

“日本のメッシ”サッカー欧州組の歴史を塗り替えてゆく香川真司はなぜ活躍できるのか

139966906.jpg

 独ボルシア・ドルトムントに所属するサッカー日本代表MF香川真司の評価が急騰している。25日に行われたブンデスリーガ第27節ケルン戦で2ゴール、1アシストを上げ、チームを6-1の勝利に導いたのだ。

「勝ち越し点は、角度のないところからのダイレクトボレー。難易度の高いスーパーゴールでした。スペイン紙では『日本のメッシ』と報じられたぐらい。さすがに褒めすぎとは思うのですが(笑)、今期3度目になるMVPにも選出され、ドイツにおける香川の評価も定まった感があります」(サッカーライター)

 このゴールで今期リーグ11得点目。すでに昨期の9得点を上回り、得点ランキングもMFながらリーグ9位に浮上。アシスト数も7と、もはやリーグ首位を走るドルトムントの大黒柱といっていいほどの活躍ぶり。何よりも、シーズン11得点は欧州1部リーグでの日本人最多得点に並ぶもの。これは快挙というしかないだろう。

「同じくブンデスリーガのフランクフルトに所属していた高原直泰が2006~07年にマークした11ゴールに並ぶ数字。欧州で最も成功した日本人選手ともいえる中田英寿がペルージャ時代に記録した数字(10ゴール)をも上回っていますからね。大記録ですよ! 香川の現在の好調さと残り試合数を考えると、記録を更新する可能性大ですね」(同)

 香川が過去の“欧州組”と比べて優れているのは継続性という点。高原は11ゴールを記録したシーズン以外はいまひとつだったし、中田にしてもペルージャで活躍した後はローマで存在感を示した時期もあったが、以降はレギュラーポジションを奪えず所属チームを転々とするなど、尻すぼみの感が拭えなかった。だが、香川の場合、特筆すべきは昨シーズンが欧州デビューだったにもかかわらずいきなり大活躍し、今期も2年目のジンクスに陥ることなく昨期を上回る活躍を続けている点。その要因について、前出のサッカーライターは次のように語る。

「まず、これまで欧州でプレーしたどの選手よりも技術が優れていることが挙げられます。そして、何よりも優れているのは、そんな高い技術を誇っているにもかかわらず、彼が極めて利他的なチームプレーヤーである点です。過去にも中田や中村俊輔(現・横浜F・マリノス)のように高い技術を持つ選手もいましたが、彼らは自分がチームの王様でないと力を発揮できませんでした。しかし、欧州には彼らレベルのテクニックの持ち主はゴロゴロいます。だからこそ、中田はビッグクラブでレギュラーを奪えなかったし、中村はスペインで成功できなかった。その点、香川は独善的なプレーに走ることなく、チームプレーの中で自らの高い技術を発揮できるタイプ。守備にも積極的に参加するし、どんなチームでも活躍できますよ」

 そんな香川には、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルといったイングランドのビッグクラブからの獲得の打診があったとも伝えられる。ドルトムントも年俸大幅アップで慰留に努める構えだが、いまだに契約延長に至っていないだけに今夏の移籍も現実味を帯びてくる。

「マンチェスターUといえば、世界でも1、2位を争う名門クラブ。所属選手はスタープレーヤー揃いですが、香川なら十分通用すると思いますよ。同クラブには元韓国代表MFのパク・チソンが所属しており、彼も香川と同じく利他的なチームプレーヤーで活躍できていますからね。香川はパクよりも攻撃センスも技術も格段に優れているわけですから有望です。ぜひ、移籍してもらいたいですね」(同)

 欧州で最も成功したアジア人選手として、世界中に知れ渡るのも時間の問題か。
(文=牧隆文)

香川真司 2012年カレンダー CL-609

新時代!

amazon_associate_logo.jpg

最終更新:2013/09/06 16:33
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed