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登壇者もファンも「はいだらー!」 「Z.O.E HD EDITION」プレミアムイベントレポート

 この日に発表された発売日は10月25日。『Z.O.E』『ANUBIS』2作をHD化して収録した通常版はパッケージ版が3,980円(税込)と、リーズナブルな価格設定。8,980円(税込)の『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION PREMIUM PACKAGE』には『Z.O.E』『ANUBIS』限定版同梱ブックレットを合本した「CHRONICLE BOOK(歴史の書)」、メイキング要素をふんだんに収録した新規制作のブックレット「ReBOOT BOOK(再起動の書)」、テーマ曲や、リミックス曲を収録した音楽CD「ZONE OF THE ENDERS ReBOOT EDITION」を同梱。また9,980円(税込)の『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION PREMIUM PACKAGE コナミスタイル特別版』には、『~PREMIUM PACKAGE』の内容に加え、新川氏が描き下ろした「IDOLO」イラスト特製スリーブによるBlu-rayディスク 『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E 2167 IDOLO』(2001年発売のOVA)が同梱される。

 2001年の『Z.O.E』から2年後に発売された『ANUBIS』ではマシンスペックの限界を超えた描写力も手伝い、カルトな人気をほしいままにした。あまりに早すぎた傑作として語り継がれるこのシリーズが1280×720の高精細度HD画質となった『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』は、未体験、未見のユーザーにとっては完全新作にも等しいタイトルとして期待がもてる。

 秒間フレームレートの60フレーム化、ワイドスクリーン化、最先端のアップレゾリューション技術によるアニメーションの高解像度化はもちろん、制作スタッフのこだわりでコックピットのモニターCGが描き変えられるなど、グレードアップできることはすべてやり尽くした、リメイクならぬ「ReBOOT」作。イベントのタイトルにもなっているように、単なる移植ではなく、『Z.O.E』に時代が追いついたいま、シリーズそのものを再起動しようという意図が込められたHD版だといえる。

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 「『ブレードランナー』が上映された“聖地”です」と小島監督は冒頭に語ったが、いちゲームソフトの発表会をバルト9で行うのは前代未聞。キャスト、スタッフを集めての思い出トーク、生アフレコがあり、『ZONE OF THE ENDERS HD EDITION』のために新たにつくられた5分間の新オープニングムービーが上映され、最後には「~HD-NIGHT EDITION~」として『ANUBIS』のメインテーマ「BEYOND THE BOUNDS」が生で歌われるなど、過剰なまでに気合が入ったイベントとなった。

 なおイベント名にある「はいだら」は、『ANUBIS』の女性キャラクター、ケン・マリネリスが叫ぶ謎のセリフ。この日も結局、その意味は明かされなかったが、登壇者と来場のファンはこぞって「はいだらー!」を連呼、高揚したテンションに包まれ、新宿の夜は更けていった。

最終更新:2012/05/29 21:00
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