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元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第151回

‟謎の美女”YURI見納めで名物編集長も涙! 今週のポスト・グラビアページは永久保存版

「噂の眞相」が休刊した後、作家や出版社の裏話を書く雑誌がなくなってしまった。そういう意味でもサイゾーには、もっとこの分野に斬り込んでもらいたいと期待している。

 さて今週は文春、新潮が合併号でお休みだから、ポスト、現代、朝日の三誌から選んでみた。結果は見ていただけばわかるように、ポストの圧勝である。

 残念ながら、朝日は取り上げるべきものは何もない。このところ低調気味の朝日だが、この業界ではつまらない誌面が4週続くと読者は離れてしまうといわれている。奮起を促したい。

 現代もお寒い誌面である。「待ってました、解散総選挙 これが『橋下新党』の全貌だ!」と、橋下徹大阪市長に肩入れするのはいいが、「はっきり言えば、橋下氏は大阪市民・府民に土下座してでも、次期衆院選には自ら出馬すべきだろう」と誌面でけしかけるのはいかがなものだろう。これでは民主党が「政権交代」というお題目だけで政権を奪取したが、政党の体をなしていないお粗末さで自壊したことの繰り返しになりはしないか。「橋本になれば何かが変わる」という甘い期待だけで橋下新党ができたとしても、寄せ集めの素人集団では民主党の二の舞になるのは明らかであろう。
 
 今のメディアに求められるのは、橋下市長が目指す「国づくり」が、国民のためになるのかどうか、徹底的に取材して冷静な分析データを読者に提供すべきときであろう。

 次点には自民党の河野太郎が次の総裁選へ参戦すると表明した記事である。
 
 この人のオヤジさん河野洋平はみんなから好かれて御輿に担ぎ上げられたが、息子はものの言い方が直截すぎるのか、周りに人を集めない損な性格のように見える。だが、彼の徹底した反原発の姿勢は買う。今回の長老支配への挑戦などどうでもいい。「原発は放棄します」「東京電力は徹底的に解体します」「消費税は全額年金に充てます」「文科省を解体します」という公約ははっきりしていていい。

 私がアドバイスするなら、オヤジの河野洋平が自民党の金権体質を批判して飛び出し、「新自由クラブ」をつくってブームを起こしたように、今こそ自民党などという旧態然としたところを飛び出し、この公約を旗印に仲間を集めて衆院選に臨むのがいいと思う。そのときどれだけの人が集まってくるのかで、この人の器量がわかる。直情径行型で人望のない河野だが、一世一代の賭に出れば、オヤジさん同様、公約に賛同してかなりの人が集まるかもしれない。自民党は腐蝕が進みすぎて組織内からの改革は不可能だと、私は思うからだ。

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