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【特集】AKB48 32ndシングル選抜総選挙

「指原速報1位は、再チャレンジ可能社会の象徴」AKB48総選挙を1000倍楽しむ方法&速報分析

●1位は誰だ? 大島優子VS渡辺麻友、愛の世代間抗争

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 過去4回の総選挙で前田敦子、大島優子しか戴冠していない1位の座。今年その位置に鎮座するのは、全国握手会でほかのメンバーの倍近い列ができることもあるディフェンディング・チャンピオンでオピニオン・リーダーでもある大島か? 若手世代を背負う者としてこの1年、人間的にも大きく成熟し、「次は1位」を公言してきた渡辺か? 大島が1位でも「総選挙史上初の2連覇」、渡辺が1位でも「初の渡辺1位」といずれもドラマティックな展開となるのは必至。 昨年の総選挙後のバックヤードで、大島は渡辺に「私を踏み台にしてください」とささやいた。それは本当に互いを信頼しあい、認め合い、AKB48という希代のエンターテインメントグループの“看板”として傷つき、もがきながらも成長してきた両者の固い絆がうかがえる神聖な儀式のようでもあった。普段は、おしりシスターズ改め“ぷりシス”を名乗り、仲良くじゃれあう二人だが、キメる時は崇高なまでに高いプロ意識で、活動にまい進してきた。順位以上に両者が壇上でどんなメッセージを残すのかも期待したい。あるいは、速報のようにまさかのメンバーが1位をさらう可能性も!?

●指原莉乃の速報1位は「再チャレンジ可能社会」の希望の光 彼女が目指したHKT48への“貢献”

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 過去27位、19位、9位、4位と総選挙の度にジャンプアップしてきた“総選挙の風雲昇り竜”にして“総選挙のスベリ知らず”の指原。今年は速報で堂々1位を記録し、5年連続でランクアップの可能性も出てきた。HKT48に移籍した指原は、メンバーたちの相談に乗ってアドバイスを送り、笑いに大切な“共感”できる話題作りを伝授。だが、決して上から目線ではなく、自分を「さっしー」と呼んでもらい、10代のメンバーたちにサシハラスメント(指原+愛のあるイタズラ)しながら、交流を図った。

「さっしーはHKT48にとってなくてはならない存在です! いつも相談をしたら、的確なアドバイスをしてくれたり、選抜の時、先輩方の輪の中に入れてくれたり、いつでも優しくしてくれるさっしー♪ そんなさっしーが大好きです」

 宮脇咲良がこうGoogle+で明かすように、彼女が「UZA」で選抜入りした際にも、指原は宮脇をAKB48の輪の中に入れて、交流させることを心がけていた。そして、『HaKaTa百貨店』(日本テレビ系)ではゲストとして来る大島優子、高橋みなみらにメンバーのイジリどころを教え、中西智代梨は大島とメル友になり、村重杏奈は高橋から伝説のバナナパーカーを譲り受けた。そうして、AKB48ファンにもHKT48の良さを伝播させ、HKT48のデビュー曲「スキ!スキ!スキップ!」は見事、チャート1位を獲得した。

 指原はHKT48に貢献するという自分の“役目”を見つけ、その責務を全うした。プレイングマネジャーあるいはプロデューサー的な才覚を発揮し、HKT48を躍進へと導いた彼女は、メンバーでありながら、「HKT48劇場支配人兼任」も決定した。

 常にファン目線を持ち、察しの心を持って周囲を励ましてきた指原にファンは共感し、速報1位に導いたのではないだろうか。

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