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中国農村に住む孤児が書いた作文に、全人民が号泣!「両親が死に、幼い弟を連れて登校……」

sakubun082101wb少女と弟たち。彼女と大きい弟が浮かべる険しい表情と、小さい弟の屈託のない笑顔の対比がなんともやるせない

 四川省涼山州の農村に暮らす12歳の少女が書いた作文の内容に、人民の注目が集まっている。

 この少女は、涼山イ族自治州州宝石小学校に通う4年生。彼女が書いた「涙」というタイトルの作文が、人民網や新華社など中国最大手のメディアで大きく取り上げられた。

sakubun082102wb少女手書きの作文。子どもながらしっかりとした筆致に、意思の強さも感じられる。

《お父さんは4年前に死にました。お父さんは生前、私を一番かわいがってくれた。お母さんはそれからも、おいしいご飯を毎日作ってくれた。でも、お母さんもお父さんのことが恋しかったんでしょう。ある日、お母さんは病気になりました。お母さんの病気を治すために西昌(同自治州の県級都市)の病院にも行きました。お金がなくなりました。それでも、お母さんの病気は良くなりませんでした。そしてある日、お母さんは倒れてしまいました。苦しそうな姿を見て、私は泣きました。私はお母さんに『大丈夫。必ず良くなる。私が作ったご飯を食べてゆっくり休めば大丈夫』と言いました。次の朝、お母さんは起き上がれなくなりました。私は、出稼ぎから帰って来たばかりの伯父さんを急いで呼びに行きました。伯父さんは、お母さんを町の病院に連れて行ってくれました。3日目の朝、お母さんのお見舞いに行きました。寝ているお母さんの手を洗っていると、お母さんは目を覚ましました。そして私を小さい時のアダ名で呼んで、『家に帰りたい』と言いました。私はお母さんを家に連れて帰り、お母さんのためにご飯を作ってあげました。お母さんを呼びに行くと、お母さんは死んでいました》

 華西都市報の記者によると、この作文が中国のネットに拡散されたきっかけは、地元の慈善団体が偶然、小学校内で彼女の作文を目にしたことだった。作文に感動した慈善団体の責任者が、中国版Twitter「微博」でこれを発信すると、瞬く間に拡散された。

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