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「巨乳好きオッサンのマル秘テク」って!? 下世話界の風雲児「裏モノJAPAN」が熱すぎる!

uramono_main.jpg16年1月号

 出版不況が叫ばれて久しい昨今。今年も「月刊宝島」「CUTiE」(宝島社)、「HUgE」(講談社)、「週刊アスキー」(アスキー・メディアワークス)などの雑誌が書店から姿を消した。つい先日も「クーリエ・ジャポン」の休刊が、ニュースとして出版界を駆け巡ったばかり……。

 次はウチか……と、各誌が戦々恐々とする中、なんと「裏モノJAPAN」(鉄人社)の売上が好調という情報が飛び込んできた! 1998年から17年の歴史を有する同誌は、書店での売上だけでなく、キンドル電子書籍での売上も右肩上がり。これには、書店では買いにくいという紳士たちでもキンドル電子書籍なら誰にも知られず購入できる点、さらには過去のバックナンバーもすぐに読むことができる点も影響しているに違いない。何しろ、表紙にデカデカと「巨乳好きオッサンのマル秘テク」「復讐・嫌がらせの手口」、 「セックス調教するならちょいブスを狙え!」と文字が踊り、編集者自ら「下世話」を認めているのに、どうして支持を集めているのか? 編集部を直撃だ!!

 どんなに知的でオシャレな本棚のラインナップをつくっても、そこに並んだが最後、一瞬のうちに知性を疑われる「裏モノJAPAN」。電車の中で同誌人気連載の「私を奴隷にしてください」や、「お嬢さんおじゃまんしまーす」などを読んでいれば、女性は絶対に隣に座りたくない。にも関わらず、キンドル電子書籍やAmazonランキングでは常に上位に食い込んでいるというのだ(2015年11月28日現在、Amazonの「男性ファッション・ライフスタイルの雑誌」ランキングで、「BRUTUS」(マガジンハウス)「smart」(宝島社)に次ぐ第3位!)。その人気の秘密を編集部の仙頭正教氏に尋ねると、こんな答えが帰ってきた。

「読者にとって、メリットのある情報を意識しているんです。単に読者が知らない世界を掲載するだけでなく、それを読んで実行できる、そこに行くことによって読者の利益になるようなものを紹介することに意識しています」

 この話だけを聞けば、なんてまともな雑誌! と思うだろう。しかし、「欲望追求エンタテインメントマガジン」の看板を掲げている同誌。現在発売されている「巨乳好きオッサンのマル秘テク」 を開いてみると、「歯科衛生士のおっぱいムギュの確率をUPさせるには?」「胸元ユルユル店員はどの店にいるのか?」「スーパーで胸チラ率が高いのは精肉売り場である」などなど、下世話な体験情報のオンパレード! さらには「1000円でおっぱいを揉む方法」「乳首友の作り方」といった、より実用(?)にフォーカスした誌面づくりも忘れない。全54種類、バカバカしいまでに男たちの巨乳に対する情熱が注ぎ込まれているのだ!

「他の雑誌とは情報の質が違うんです! 最近では、『ハウツーSEX』 という企画が人気だったんですが、一般の週刊誌に書いてあるように、『ゆっくりと愛撫しろ』『一定のリズムでさわれ』といったアバウトな話は載せません! 例えば、ク○ニをする際に、白湯で舌を温めながらヤるとメチャクチャ敏感になる! また、ローションを塗り、女性のアソコを縦ではなく横にこするだけで、女性の反応は全く違うんです。プライベートでも使いまくっています!!」(仙頭氏)

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