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宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.49

「私、底辺のカリスマになりたいんです」【絵恋ちゃん】真面目すぎる“永遠の14歳”がファンに牛乳をぶっかけるワケ

「私、底辺のカリスマになりたいんです」【絵恋ちゃん】真面目すぎる永遠の14歳がファンに牛乳をぶっかけるワケの画像3

絵恋 はい、オタク全員と結婚します。大好きなので。

――全員と!? でもわかります。自分のファンと過ごすのって超楽しいですもんね。「学生時代にみんなと同じクラスになりたかった」とは思います。だから、その延長で結婚があっても全然おかしくないです。

絵恋 ですよねぇ。女子校に行ってたけど、もしオタクと同じ学校だったら姫として楽しい青春時代を過ごせたのかなぁって思います。

――オタサーの姫、憧れますねぇ。それに女子校出身だと、男女間の距離の掴み方を学べないまま育つのも問題ですよねぇ。

絵恋 そう! わからなくて、最初はそれが理由でメイドカフェでバイト始めたんですよ。男の人とうまく話せないから、いきなり居酒屋とかでバイトするのは怖かった。

――リハビリとしてのメイド……! 「みんな仲良くアットホームな職場です」って求人に笑顔の写真載せてる居酒屋が一番正しい道なんでしょうけどね。

絵恋 絶対無理です(即答)。でも、メイドカフェだったらきっとお客さんも優しいし、失敗しても笑って許してくれそうじゃないですか。最初はおしゃべりどころか、おしぼりも渡せなかったんですけど、続けてみたらけっこう合っていたみたい。その前は磁石工場でしかバイトしたことなかった。

――磁石工場!! 私が唯一続いたバイトも工場で、延々ベルトコンベアーに流れてくる洋服にタグをつける作業でした。

絵恋 おお、一緒だ!

――女工からのメイド、そしてアイドル……だんだん接する人間が多くなっていっているので、リハビリは成功ですね。私も元女工として絵恋ちゃんのライブに行ってみたいです。「君が展覧会を開いても」(https://youtu.be/iWMj6bEL8JA)って曲が大好きなんですよ。

絵恋 おお、ありがとうございます!

――あの曲は特に染みるんですよ。私、売れないアイドル時代を共に過ごした友達が音速で売れていった経験があって、やっぱり彼女が展覧会を開いても、私といたアンダーグラウンドは載らないですもんね。あの曲を聴くと、その時期の自分と重なって、「ああっ絵恋ちゃん!!」ってなります……。

絵恋 うれしいです、良かったぁ。

――普通のアイドルは辛いときに笑顔で応援してくるけど、絵恋ちゃんは辛い心に寄り添ってくれるので永遠に聴けるんですよ。

絵恋 ああ~~~。私、底辺のカリスマになりたいんです。キラキラしているアイドルを見ていると、逆に疲れる層も存在するじゃないですか。元気なアイドルは、ある程度健康じゃないと楽しめないですから。

――まさに私です。若いアイドルにハマった時期もあったけど、もう疲れちゃうの……。

絵恋 そう、そういう人って絶対にいるので、そういう人たちのために歌っていきたいです。

――そういう人を待っていました。絵恋ちゃんの歌は辛いときに間違っても「ガンバレ!」とか言わないから、安心して聴けるんですよね。

絵恋 あはは! 私が自分で書いた歌詞で一番気に入ってるのが「頑張りたい、頑張りたい、頑張りたい」っていう歌詞です。頑張りたいなぁっていつも思ってるんですけどね(笑)。

――わかりすぎてつらい! 絵恋ちゃんの書いた歌詞を見て、「絵恋ちゃんはオタクに牛乳をぶっかけたりもするけれど、実際は絶対に優しい良い子に違いない」って確信したんですよ。……なんでかけたの? 牛乳、なんでぶっかけたの?

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