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やっと二階堂ふみが仕事した! 日テレ『フランケンシュタインの恋』不完全燃焼のワケは……

 第2話で、神の視点で描かれた120年前の博士と怪物の会話がありました。

「人間じゃなくても生きられるんだ」
「いいか、人間だけが生命の在り方だと思ったら大間違いだ」
「おまえは、植物だ。考える植物だ」
「考えるという、つらい機能を残してしまったことは、謝る」
「すまん、だけどお前は、生きてる」

 といったことを博士は怪物に語っていましたが、今回描かれた怪物の回想とは、まるで整合が取れません。怪物は、怪物として生き返った後に博士の日記を読んでいることになっていましたが、では記憶を失ったのはいつなのか。これは説明不足なのではなく、意図的に脚本家が設定を反故にしていることを示す場面です。

 惜しいな、と思うんですよ。これだけ雰囲気がよくて、出てくる役者さんは誰もが魅力的な芝居をしていて、それでもSFとして設定ゴケしているので不完全燃焼になってしまう。基本的にドラマを見るときは「くさしたい」ではなく「楽しみたい」と思っているので、非常に惜しい作品になっていると思う。

 次回は最終回。とりあえず一旦またいろいろ忘れて楽しみにしたいと思います。最終回くらい、継実ちゃんにちゃんと見せ場があるといいな。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

最終更新:2017/06/19 20:00
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