日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 錦戸亮ドラマの脚本に問題点

仕事ができないシーンが皆無の錦戸亮『ウチの夫は~』は、『しょんぼりクン』に改題すべき!

 Tシャツのデザインを頼むため、レイジ・カキタニの元を訪れる司と田所。司は、レイジ・カキタニの著書に書いてあった好物「さくらんぼ餅」を山形から取り寄せ、お土産に持参。一方、田所は、デザインの納期が2週間後にもかかわらず、「2カ月待てます」とレイジ・カキタニに嘘をつき、強引に話を進めようとします。が、司が「スケジュールを確認したほうが」と口を挟み、一端持ち帰ることに。

 あくる日、「嘘をついてまで、仕事を決めるってどうなんだろう」とモヤモヤしている司は、Tシャツ工場へダッシュ。徹夜で工場の仕事を手伝い、なんとか納期を1週間だけ延ばしてもらいます(すぐやってくれるTシャツメーカー探すほうが早そう……)。

 次の日、再びレイジ・カキタニの家を訪れる司と田所。田所は、マスコミ発表をした後に「納期が早まった」と嘘をつこうとしますが、嘘が嫌いな司がこれを制止。司が「納期、本当は3週間後なんです」と暴露すると、田所の考えを察したレイジ・カキタニが「今回は、お断りさせていただくよ」と一変。その後、司は沙也加がレイジ・カキタニのファンであることや、「妻にTシャツ着せてやりたいなあって」と理由を説明し、家を後にします。

 仕事を断られた田所は、司の胸ぐらを掴み「なんでお前みたいな仕事できねえやつがサラリーマンやってるんだよ。お前、仕事ができるってどういう意味かわかんのか!?」と激怒。帰社後も司への愚痴をこぼす田所に、黒川(壇蜜)は「そのやり方では2度目はない」「(大事なのは)信頼関係を築けること」と説教。黒川の中では「司>田所」のようです。評価されるのが早い!

 すると、部署のFAXにレイジ・カキタニから「デザインが浮かんでしょうがない」と、カバのイラストが送られてきます。どうやら、司の思いを聞いて思い直したか、司と田所の関係を見てインスピレーションが沸いたかのどちらかのようです。

■イケメンのサクセスストーリーにしか……

 128本の中から自分の企画が選ばれ、デザイナーへの手土産に好物を用意し、結果的にプロジェクトを成功させ、教育係の黒川からも目をかけられている司の、どこが仕事ができないんでしょうか……。それとも、この部署に移った途端、仕事ができるようになった?

「プレゼンがヘタ」という設定の主人公ですが、はっきりいって話は上手です。仕事先で会った人もみんな司を受け入れています。もはや、「マックスエンターテインメント」が“毒会社”なだけとしか……。今回、田所から「お前、仕事ができるってどういう意味かわかんのか!?」と言い放たれた司ですが、この脚本にそっくりそのままお返ししたい気分です。

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