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女性記者への“セクハラ”は日常茶飯事! 自ら望んで肉弾取材も……メディア現場の「歪んだ現実」

※イメージ画像

 新潮砲、炸裂──。

 財務省の福田淳一事務次官が、女性記者を飲食店の席に頻繁に呼び出し、セクハラ発言を繰り返していたとの疑惑に波紋が広がっている。4月12日の「週刊新潮」(新潮社)が第1報、今週19日発売の同誌が、さらに第2報をブっ放した影響で、福田事務次官はついに辞任を表明した。

 同誌は独自に入手した音源をベースにスクープし、読者が赤面してしまうような破廉恥ぶりが詳細に記述されている。記事では福田氏が目黒駅に近いワインバルで女記者に向かって「キスしたいんですけど」「胸を触りたい」「何カップ?」「キスする記者にいい情報をあげよう」などと発言、女記者に対して、機微に触れる情報を提供しようとしたとしている。

「テレビ局が、若い女性記者を使って警察の捜査情報や省庁の特ダネを引っ張ってこさせるケースは、頻繁にあります。取材対象者が年配の男性である場合が多いので、あえて女性記者を取材に赴かせ、カワイがってもらって話を聞いてくるのです。実際、男性取材対象者が鼻の下を伸ばすのをいいことに、記者に“女の部分”を使わせるメディアは多いですよ。当然、セクハラ案件もたくさんあります。取材の現場は、そうした下心を上手に操って情報を聞き出す女性記者が“優秀”だとされ、セクハラを拒否する記者が“甘い”と評価される異常な世界なんです」(メディア関係者)

 今回の財務省の事務次官セクハラ問題以上に現場事情がすさまじいのが、サッカーや野球、ゴルフ、テニス、バスケットボールのようなスポーツに関係するメディアだという。

「以前は、女性記者と選手との合コンや飲み会はしょっちゅうありました。その中には、上司の命令で女性記者たちが強制的に参加させられるケースも少なくありません。マスコミ全体での働き方改革や過度な接待の減少で、今はほとんどなくなってきましたが……。自ら望んで選手と肉体関係を結んで情報を聞き出す女性記者も数多くいました。狭い世界なので、すぐにウワサが広がってバレますけどね」(同)

 2016年12月には「アサヒ芸能」(徳間書店)が、フジテレビの女性ディレクターが行っていた選手との肉弾接待をスクープ。キャバクラ嬢のような手練手管が、スポーツ界では大きな話題となった。

 正当な取材を試み、正当な権利を主張する記者が蔑ろにされる歪んだ現場。今回の騒動が、この異常事態に風穴をあけるきっかけになることを願いたい。

最終更新:2018/04/20 10:42
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