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NEWS小山のねじ込み感がハンパない! これまでの好調をふいにする『ゼロ 一獲千金ゲーム』蛇足の最終回

『ゼロ 一獲千金ゲーム』(日本テレビ系)が、9月16日放送の第10話で最終回を迎えた。

 前回の第9話では、エンディングにゼロ(加藤シゲアキ)の旧友・ミツル(小山慶一郎)が登場。今作にNEWSのメンバー全員が出演した格好だ。実は、このミツルの扱いが問題だった。あまりにも“ねじ込んだ感”が半端なかったのだ。

■蛇足の最終話

「私と最後の勝負をしなさい」とゼロに宣戦布告してきたのは、在全グループの幹部・後藤峰子(小池栄子)。こうして、ゼロと峰子は変則ポーカー「デイ&ナイト」で雌雄を決することに。峰子は真鍋チカラ(加藤諒)らゼロの仲間に決戦場からの退出を命じた。ドラマを進行する上での“ノイズ”が、ここで排除された。

 最終話の軸になるのは、ゼロとミツルの関係性だ。長くなるが、両者の因縁を以下に説明しよう。

 写真家を目指すミツルはコンクールに作品を応募し、入賞を果たした。評価されたのは、婚約者・恵(入山法子)の笑顔を捉えた「愛しき君へ」なる一枚だ。ミツルの才能は認められ、写真集発売の企画が進められることに。しかし、その後のミツルはいい作品を撮ることができない。実は「愛しき君へ」は、ミツルが不在の時にゼロが何気なく恵を撮った写真だったのだ。

 そのことに後から気づいたミツル。自暴自棄になって走り去るミツルを追いかける恵。ミツルは恵の手を振り払い、勢いで2人は山を滑り落ちてしまう。ケガでミツルの脚は動かなくなり、恵は意識不明になった。

 後からゼロが2人を救いに来たが、ミツルは「やめろ、偽善者!」「早く恵を連れて行け!」とゼロを追い払う。ゼロは「必ず助けに来る」と約束し、恵をおぶって下山した。その後、探索してもミツルは発見されなかった。そして、恵は意識を取り戻さなかった。

 それなりに濃いくだりである。しかし、これらはなんと丸々「hulu」配信のスピンオフ扱いで処理されているのだ。多くの視聴者はゼロとミツルの因縁がわからず、置いてけぼりをくらったまま!

 峰子はミツルの姉だ。弟を見殺し(?)にしたゼロを逆恨みしている。そんな峰子に在全無量(梅沢富美男)は「峰子が負けたら罰としてミツルを殺す」と裏ルールを課すのだが、視聴者はミツルになんの思い入れもないので「あっ、そう」としか思えない。「ミツルを殺すな!」という気持ちにはなれない。だから、緊迫感が皆無。多くの視聴者はhuluを見ていないし、見ていても唐突な新キャラなので思い入れを持てない。要するに、小山の“ねじ込んだ感”が半端ないのだ。

 ゼロは、回を積み重ねるごと、仲間との絆を深めてきた。なのに、第10話では彼らを一斉排除。だから、最終話だけ別枠の物語のように感じてしまうのだ。というか、ゼロをめぐるストーリーの大事な部分は、前回で解決してしまっている。最終話そのものが蛇足のようにも思える。

■行き当たりばったりに、友情をふいにしたゼロ

 しかも、最大のライバル・標(佐藤龍我)をフェードアウトさせてまでして行ったのがポーカー対決だとは……。巨大鉄球や鋭利な錨、壁一面から放たれる矢などをくぐり抜け、命からがらの勝負をしてきたというのに!

 あと、峰子が全然手ごわくないのだ。ポーカーのスキルは凡庸。特筆すべきは、ダーツの腕だけ(ダーツで当てた数字の相手のカードがめくれるルールのゲーム)。このゲームを用意したのは峰子なのだから、作戦を立て放題だったはず。それにしては小粒だ。モチベーションに関してもガッカリだ。ゼロに立ちはだかるのは結構だが、その理由はゼロへの間違った逆恨み。「ただの私怨だったのかよ」と、峰子の株を下げてしまっている。

 でも、結果的に峰子が勝利した。在全からの伝言「負けたらミツルを殺す」を聞いてあからさまに動揺する峰子に気づいたゼロが、トリックを使ってわざと負けたのだ。

 今まで積み上げてきた友情を、ゼロはふいにしている。「ザ・アンカー」では佐島ヒロシ(岡山天音)が錨に襲われ負傷したし、「ブレークダウン」では世界を変えようとする標を制止した。ほかの参加者の「世界を変えてくれ!」というエールを、ゼロは受け取った。大勢の人の思いを背負っていながら、それらを全無視したゼロ。行き当たりばったりに、ゼロはあっさり片八百長したのだ。おい、おい……。


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