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“西の女帝・上沼恵美子へ暴言”の代償は大きい!?「何も言わなくても、テレビ局は忖度する……」

『上沼恵美子 コンサート愛唱歌撰』(テイチクエンタテインメント)

 タレントの上沼恵美子の周辺が騒がしい。ことの発端は12月2日、上沼が審査員を務めたお笑いコンテスト『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)終演後に、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智が打ち上げ中、酒に酔った状態で上沼に対し「自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」「お前だよ、わかんだろ。右側のな、クソが!」(久保田)、「右のオバハンにはみんなうんざりすよ。『嫌いです』と言われたら更年期障害か?って思いますよね」(武智)と発言しているところをSNS配信し、大騒動に。2人は自らのTwitterで謝罪するなどし、12月7日には都内で収録が行われた『ワイドナショー』(フジテレビ系)にてダウンタウン・松本人志が暴言を吐いた2人について「勉強不足」とバッサリ切り捨てるなどしている。

 そんな中、上沼は12月8日の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)にて収録を行い、この騒動について言及。スタジオに登場後、すぐに騒動について切り出し「まわりが騒いでいるほどじゃない」と自身の冷静さをサラリ強調、さらに久保田と武智に関しては「お2人のことはまったく、私は何にも思っておりません。そんな暴言だなんだのって言ってますけど、全然結構です。悪いけど興味ないです」とバッサリ。

 とはいいつつ、その日の収録ではお笑い養成所出身の芸人に関して「師匠とか師弟関係がないから礼儀正しくない人が多い」などと、養成所出身の久保田や武智に対する皮肉を言ってのけたりしていた。

「上沼さんは2人からの直接謝罪を丁重に断ったとのことで、吉本興業としてもおとし所がなく、どうしようもない状態だそうです」と語るのは、テレビ局関係者。

「関西のテレビ局ではもう、とろサーモンとスーパーマラドーナをキャスティングするのは難しいと言われています。上沼さんが何も言わなくても、番組側は忖度せざるを得ない。それくらい上沼さんの影響力は絶大ですから」(同)

 上沼といえば、“関西の女帝”と言われる人物。1971年に中学校卒業後、姉妹漫才コンビ「海原千里・万里」の妹・海原千里としてデビュー。デビュー年に上方お笑い大賞銀賞を受賞するなどし、あっというまに人気者になった。また歌もうまく、数々のちびっこのど自慢大会に出場して、当時のライバルである天童よしみとしのぎを削っていたなどさまざまな伝説を持つ。

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