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傍観ライター・清水2000の「韓国珍スポ探訪記」VOL.28

旧日本軍の軍事施設を利用した洞窟ユートピア「太和江トングルピア」

普通、洞窟にはこんなのいない

 その部屋を過ぎると、再び岩に囲まれた洞窟っぽい景色となり(とはいえ、全体に漂う作り物っぽさには変化ない)、ここからが「3洞窟」となる。

 こちらは人魚姫やアラジンなど、これまで以上に著作権的に心配なキャラクターが並ぶ。魚を絵を描くと大画面のスクリーンに映し出されるという、これまた洞窟とは無関係なイベントの前を通り過ぎると、最も奥に強烈なラスボスが待ち構えていた!

 

おおう……

 ゴッホである。洞窟探検の最後になぜゴッホ(の絵が印刷されたショボい垂れ幕)を鑑賞しなければならないのか? まさにポカーンである。

 ラスボスをクリアしてレベルが上がったのか下がったのかわからないが、ひとまず洞窟探検を終えた私は来た道を戻り、まったくの無用物だったヘルメットを受付の人に戻した。すると彼女は「もうひとつキレイな洞窟があるから見ていきなさい」と、なかなか家に帰らせてくれない親戚のおばちゃんみたいなことを言うではないか。

 キレイな洞窟? ここまで来て美しい鍾乳洞などがあるとは思えないが(ちなみにここは旧日本軍が作った人工洞窟のため、そもそも鍾乳洞ではない)、毒食わば皿までだ。そちらに向かうことに。

 一度屋外に出て少し歩くと、LEDライトでビカビカに光る地下への階段が現れた。このチープな空間が「4洞窟」のようだ。

 全長16mとそれほど長くないその洞窟には、ニセモノの植物と蛍光色のキノコが生い茂るサイケデリックな空間が広がっていた。なんだこれ……。

いっちゃってる

 目を凝らすと奥の方に、鬼の形相の人形が隠れているではないか。もしや旧日本兵? と冒頭に書いたが、ここまでの流れを見るに絶対に日本兵などではなく、単に観光客を驚かせるためのホラーで無意味なキャラクターであろう。それにしても、頭に乗ったサンタ帽が反則すぎる……。

 反日スポットかと思いきや、ユルさが暴走する予測不能なテーマパークであった。珍なるスポットに国境はない、とあらためて思った。

(文・写真=清水2000)

●太和江トングルピア

住所 蔚山広域市南区南山路314番キル

休館日 月曜、元旦、旧正月、旧盆

開場時間 9:00~18:00

最終更新:2019/01/31 21:00
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