南青山だけじゃない! 今度は京都で「福祉施設建設計画」が炎上中

2019/02/13 23:00

※イメージ画像

 東京は港区の南青山で、区が計画していた児童相談所とDVシェルターに対して、一部住民が猛烈な反対の声を上げて、注目を集めた事件。これは、わずかな住民や不動産業者が、資産価値が下がることを危惧して、あたかも多くの住民が反対しているという印象操作をしようとしたものだということが、明らかになりつつある。

 つまり、ほとんどの区民は行政の方針に一定の理解を示しているのだ。ところが、今後は京都府で「行政は何をやっているんだ?」という事態が起こっている。

 それが京都市が建設を予定しているホームレスの救護施設をめぐる問題だ。京都市では、2016年に、それまでホームレス更生施設だった「京都市中央保護所」を廃止。代替施設を「民設民営」で整備することを決めた。

 この施設は、応募した民間事業者の所有地に建設が決まったが、その施設の場所が問題になったのだ。

 京都市というと、どうしても京都駅から北側を想像しがちだが、建設予定地は、それよりもはるか南の向日市との市境ギリギリにある。それも、東海道新幹線高架と名神高速道路に挟まれており、住所の上では京都市だが、住宅街も最寄り駅も向日市にある、事実上は向日市の土地なのである。

 あたかも「迷惑施設」を隣の市に押しつけるかのようなやり方に、向日市側の住民は猛反発。それでも、京都市は計画を撤回する様子を一切見せていない。

 このような京都市のやり方は専門家にはどう映っているのか。福祉行政に明るいケースワーカーに話を聞いたところ、こんな指摘が。

「本来、ホームレス支援施設というのは、社会復帰を目指すためのもののハズです。ところが、予定地は駅からも遠く、名神や新幹線に挟まれた、捨て地のような場所。臭いものには蓋をすればいい、観光都市の影の部分が見えるような気がします」

 京都の人々の真のえげつなさを見てしまったような気がする。
(文=大居候)

最終更新:2019/02/13 23:00

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