日刊サイゾー トップ > 社会  > 恵方巻文化衰退で他の行事どうなる?

衰退した恵方巻の風習……バレンタインやホワイトデーはどうなっていくのか?

衰退した恵方巻の風習……バレンタインやホワイトデーはどうなっていくのか?の画像1
※イメージ画像

 恵方巻に始まり、バレンタインデーにホワイトデーと食べ物に関連する奇習が続く季節である。かつては、この季節の妙な行事はバレンタインだけだったはずなのだが、今じゃホワイトデーも当たり前。バレンタインも「義理チョコ」が当たり前のことになり、そのお返しも含め職場などではチョコレートやクッキーを配るために無駄な出費を強いられる。

 どの行事も、なんで行われているかは、まったく謎。謎のままに同調圧力で続いてきた。だが、ここにきて、その圧力も緩和されつつある。まず今年は恵方巻に対して否定的な見解を持つ人がグッと増えたのだ。

 一説には市場規模は、240億円ともいわれている恵方巻。関西を起源とする風習が全国に広まったのは21世紀に入ってからのこと。

 そもそもは、1973年に、海苔が大豊作だったために、海苔業者は消費拡大キャンペーンを実施。この時に「太巻き食べると幸せになる」と呼びかけたり、巻き寿司早食い競争などを仕掛けたことで、関西で行われたどマイナーな風習が、次第に知られるようになったという。

 90年代に入ってからは、これがコンビニで商品化。セブンイレブンが、98年から恵方巻の販売を全国展開し始めたことで、よりメジャーな風習になったのである。

 当初は、普通に巻き寿司を売っていただけだが、年を重ねることに内容は変わった。寿司のネタは豪華になり、ついには1,000円を超えるような巻き寿司が当たり前のようになった。

 だが、今年は恵方巻を買わないという人も増えた。ここ数年、一部の店舗がノルマを達成するために店員やアルバイトに自爆営業を押しつけたこと。さらに、多くの売れ残りが廃棄されていることが白日の下に晒されてきたのだ。

 こうして、商売目的の「つくられた文化」であったことを知る人が増えたことが決定打となり、恵方巻文化は衰退を始めようとしている。同様に「つくられた文化」であるバレンタインデーやホワイトデーはどうなるのか。

 巻き寿司もチョコレートも美味しいけど、踊らされて高値で買うとかやめたいよな。
(文=是枝了以)

最終更新:2019/03/04 22:30
こんな記事も読まれています
関連キーワード

衰退した恵方巻の風習……バレンタインやホワイトデーはどうなっていくのか?のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士、かく語りき

“元アウトローのカリスマ”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

トンデモ海外ニュース

世界中のびっくり珍事件をお届け。世界はやっぱり広かった!

深読みCINEMAコラム『パンドラ映画館』

最新作・話題作から珠玉の掘り出しモノまで、毎週1本必観の映画作品を徹底レビュー

じゃまおくんのザオリク的マンガ読み

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、世の中に埋もれる過去の名作マンガを発掘!

イチオシ企画

【日刊サイゾー/月刊サイゾー】編集・ライター募集のお知らせ

現在「日刊サイゾー/月刊サイゾー」 編集部のスタッフを募集しております。
写真
特集

吉本騒動、どう着地する?

松本人志、明石家さんまに加え、島田紳助も参戦! お笑い帝国は一体どうなる?
写真
人気連載

郵便局・日本郵政は信用できない

今週の注目記事・第1位「もう『郵便局』は信用し...…
写真
インタビュー

『君の名は。』Pが語るアニメ界の課題

 国内だけで興収250億円、世界興収で3億5,800万ドルを稼ぎ出し、日本映画最大の...
写真