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テレビウォッチャー・飲用てれびの「テレビ日記」

“クズ芸人”クロちゃんと“時代の寵児”箕輪厚介、真逆の「努力論」に意外な共通点!?

撮影=後藤秀二

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(3月31~4月6日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします

ハライチ岩井「ある程度行くと、こういうこと言いだしますよね」

 新年度の始まりとともに、新番組もいくつか始まった。たとえば、6日放送の『ひねくれ3』(テレビ東京系)。番組ホームページによると、さまざまな業界で活躍している若き挑戦者・成功者をスタジオに迎え、その業績や野望を一般人の「ひねくれ目線」で検証。明日を生き抜くヒントを学ぶ、というバラエティ番組らしい。

 で、「ひねくれ目線」代表としてゲストとトークをするのが、南海キャンディーズ・山里亮太、ハライチ・岩井勇気、三四郎・小宮浩信。斜に構えて見られがちな若き挑戦者・成功者の話を、山里らの斜に構えた「ひねくれ目線」を経由して紹介することで、“これは一度ツッコミが入って毒抜きされた安全な情報です”という具合に、視聴者にお届けする趣向だろうか? 若き挑戦者・成功者を紹介する類似の番組はいくつかあって、たとえば堀江貴文と西野亮廣がMCを務める番組を見たこともあるけれど、これなどは毒をもって毒を制すというような感じだ。それに比べると『ひねくれ3』は、正攻法の毒抜きである。番組のコンセプトを説明された岩井は、早速次のように反応していた。

「キラキラしてんなぁ。違うんですよ。希望とか成功じゃないんですよ、俺ら求めてんのは。失敗とか挫折を食べて生きてるんだから」

 初回のゲストは箕輪厚介。出版不況とも呼ばれて久しい出版業界で、ビジネス書を中心にベストセラーを多く世に出している幻冬舎の編集者である。朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でも共演する山里は、箕輪を次のように評する。

「すごい働くのよ。努力もめちゃくちゃするんだけど、その努力に対してしんどそうな感じがないのよ。俺が一番憧れる、呼吸するように努力できる人」

 この評価に対し、箕輪は「努力って思ったらダメだって思って」と応じた。

「24時間をどんだけ、自分が好きだからやってるって思えることで埋めとこうかっていうのはやってて。俺だって努力してるよって思ったり、頑張ってますよって言いたくなったら、もう俺の仕事の組み立て方が間違ってんだなって」

 箕輪は10年後の野望についても語っていた。オンラインサロン(ウェブ上の会員制コミュニティ)を運営していると、これはもう小さな村なのではないかと思うことがあるらしい。参加者の間には相互扶助の芽吹きのようなものもあり、参加者の得意分野を持ち寄ればそれなりに自活もできそうな気もするという。そんなことを話す箕輪の野望は、「独立国家を創る」こと。「国家」という言葉が比喩なのか、マジなのかは、ちょっとよくわからないけれど。

 で、そんな箕輪の野望を聞いた岩井は、即座に次のように反応した。

「ある程度行くと、こういうこと言いだしますよね」

 岩井といえば『ゴッドタン』(テレビ東京系)で、大御所の自慢とか番宣の俳優といったあまり面白くない対象を持ち上げて、それっぽく笑いに変えるバラエティ番組とか情報番組を、「お笑い」ではなく「お笑い風」と喝破した姿が印象的だ。今回も、時代の寵児を持ち上げて「お笑い風」になってしまいそうなところで、楔を打ち込む。

 がしかし、こうやって「ひねくれ目線」でツッコミを入れ、笑いでまとめ上げることもまた、テレビのバラエティ番組の中では解毒機能としてお笑い芸人のひとつの役回りになってしまっている節もある。「お笑い風」に抗しようとする「お笑い」もまた、しばしば「お笑い風」に転じてしまうということだろうか。そうだとすると、「お笑い風」というキーワードをぶち上げ「お笑い」と峻別してしまった岩井の立ち位置は、とても危うく刺激的だ。番組に毎回登場するゲストもそうだが、それを迎える岩井もまた、テレビの「お笑い」と「お笑い風」のジレンマの切っ先に立つ、若き挑戦者なのかもしれない。

 と、こうやって芸人を持ち上げてカッコよさげにまとめるのもまた、ある種の「風」かもしれないけれど。

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