日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『ラジエーション』医療モノなのに地味!?

窪田正孝『ラジエーションハウス』放射線技師は地味すぎた!? 「医療ドラマなのにつまらない」との声が……

通常時間放送だと見やすいぞ!

 今回ですが、前回ほど間延びした感じがせず、楽しく視聴できました。やっぱり、1話完結のドラマだと、放送時間拡大でここまで違うんですね~。シーンの切り替わりのテンポがよくて、いいですね。ただ、最終回ってどんなドラマでも、延長するんですよね……。それを考えると、今から最終回が不安です。

 ストーリーはというと、これも全体的にまあまあ良かったかと。人気マンガが原作ですしね。脚本が書きやすいという部分もあるのでしょう。

杏が記憶をなくす原因となったトラウマが大不評。

 大まかにはマンガ原作になぞって展開しているですが、同ドラマオリジナルの脚色もあるんです。前回だったら、親子の確執。今回だと、小野寺の離婚話と杏が抱える過去のトラウマの話です。

 ドラマオリジナルがあっても別にいいんですが、これが……ちょっと無理やりというか、ベタ過ぎるというか。特に、1話で杏が唯織との子どもの頃の思い出が無く、忘れてしまっていることが発覚。2話で杏が唯織と離れ離れになったあと、杏の兄が飼い犬を追いかけて工事現場の崩壊事故に遭い、目の前で死んだというトラウマから杏は子どもの頃の記憶を忘れてしまったという、すごくベタなドラマオリジナルの脚色があるんですが、これがネットで大不評。

「過去のトラウマ話はお約束だけど、それにしてもベタすぎ。いくらなんでも犬を探して死ぬとか(笑)」

「過去を完全に忘れているのに、兄の代わりに医者になるという矛盾」

「ベタ過ぎて、腑に落ちない」

 といった声が視聴者から多く聞こえていましたね。

 う~ん。確かにベタ過ぎ。で、医者になるのも矛盾している……。話を面白くする苦肉の展開なんでしょうが、ちょっとこれは無いですね。

医療ドラマなのに爽快感がない!

 そうそう、1話から思ってたんですが、カタルシスがないんですよね、このドラマ。医療ドラマって、ハラハラドキドキの手術からの生還でスッキリ! っていうのが多いじゃないですか。月9でいえば、『コード・ブルー』もそのひとつ。

 ですが、このドラマはレントゲンで医者が見落とした病気を見つけました~! で、終わり。放射線技師が上から目線の医者たちにひと泡吹かせるというストーリーでもなく……。終わりで快感というものを感じないんですよね。これについては、1話の放送後からネットでも話題に。「放射線技師を主役にしたことが間違いだった」「ただ診断するだけの内容が続くと作品としてはかなり弱い」と酷評する声も聞こえていたんですよ。

 マンガだとスッキリしたんですが、映像だと皆無。確かに、緊急手術を伴う外科医じゃなく、放射線技師の話だからっていうのも原因のひとつだとは思うんですけど……。それに話が広がらず、普通の病院物語って感じで、医療ドラマとしてはイマイチな印象。(別に放射線技師をディスってはいません。大変で大事な仕事だとわかっています! ドラマにしたらという点だけで考えてます)

 う~ん。でも、放射線技師がメインですからね。今更どうすることもできないだけに、BGMとかカメラワークでスピード感とか切迫感を作って欲しいものですね。

 以上、2話のレビューでした。

 次回、なんとゲストが内山理名。前回のゲストはイッセー尾形で今回は中越典子。毎回ゲストに関してはナイスキャスティングと言いたくなるだけに、次回も放送が楽しみです。

(どらまっ子KOROちゃん)

最終更新:2019/04/16 20:00
12
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

山崎製パンで特大スキャンダル

今週の注目記事・1「『売上1兆円超』『山崎製パ...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真