日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 吉本闇営業騒動は入江切りで収束
週刊誌スクープ大賞

島田紳助騒動を思い出す……吉本興業の”闇営業”スキャンダルは「カラテカ入江切り」で収束するのか!?

 さて、ノーベル賞を受賞した本庶佑京大特別教授と小野薬品との確執は、8年の長きにわたっている。

 新潮で本庶教授が2時間にわたって小野薬品へ反論をしている。経緯はこれまで書かれているので詳しくは書かないが、本庶教授ががん治療薬「オブジーボ」につながる「PD-1」を発見した時、一緒に開発しないかと持ち掛けたが、小野のほうは及び腰だった。

 その後、正式に断ってきた。仕方なく本庶教授があるベンチャー企業と開発を始めようとすると、慌てて小野は、「やっぱりうちが開発します」と翻してきた。

 その後、小野との間で契約を交わしたが、パテントに対する知識がなかった本庶教授は、京大に委託し、中身も見ずにサインしてしまった。

 それは、小野にとって有利なもので、基礎研究の段階で1億円にも満たない資金を出したぐらいだったという。

 だが、「PD-1」の驚異的な治癒率が明らかになると、小野側はライセンス料の改定を持ち出してきた。それも本庶教授が飲める内容ではなく、現在まで対立が続いているのだ。

 小野薬品のオブジーボのこれまでの累計収入は4000億円に上るというし、これからさらに大きくなると見られる。

本庶教授は小野薬品側に、京大に基金として3000億円を払えといっている。そうすれば若い生命科学者たち数十人に、研究費を5年から10年付けてあげられるからだ。

 この争い、本庶教授は訴訟を提起するといい出している。この両者の争いいかんでは、学術界が企業から正当な報酬を受け取れる関係をつくれるかどうかの試金石になる。私は、間をとって1000億円程度で手打ちになるのではないかと思うのだが。

 現代が、「8050問題」をテーマに、息子を殺した熊沢英昭元農水事務次官のようなケースがなぜ出てくるのか、筑波大学の原田隆之教授がこういっている。

「今回の事件を起こした熊沢容疑者も聡明な人ですから、外に色々な支援の窓口があったことは頭でわかっていたはずです。それでも、結局は問題をずっと家族の中で抱え込んでしまった。

 一般論として、一番大きな原因はやはり日本人が社会の中で刷り込まれている『内と外』という考え方がいまだ根強いことでしょう。子どもが引きこもった時点で、『これは家の中の問題だから』と線を引いてしまう。そして、育て方が悪くてこうなってしまった以上、『親の責任』で何とかしなくてはいけないという心理が働く。もちろん、世間体を気にして『恥ずかしい』と思う気持ちもあり、それがないまぜになって人を頼ることが出来なくなってしまう」

 子育ては失敗するのが当たり前。17,8になれば、親のいうことなど聞きはしない。ましてや40,50になったら、親の責任など毛ほどもない。すべてを明かして相談し、助けを呼ぶことだ。恥ずかしいことではない。

 川崎市登戸で20人を殺傷した岩崎隆一(51)が自殺してしまったため、事件を起こした「動機」が闇の中である。

 文春は、岩崎と同居していた伯父の足が悪くなり、自宅での介護が困難になっていて、「すぐにでも施設に入りたい」といっていたことが引き金になったのではないかと報じている。

 伯父の実子らへの怨嗟に加えて、伯父夫婦が施設に入ってしまえば、「“ひきこもり”の岩崎を取り巻く環境の変化」が起きてしまう。そこで絶望を感じて犯行に及んだのではないかというのである。

 一つの可能性として考えられるのかもしれない。岩崎の経歴を見ていてオヤと思うのは、彼が18歳の頃から、賭けマージャンで生計を立てていたということである。

 JR町田駅近くにあった雀荘に出入りし、客のドリンクの注文をこなしながら、客の人数が揃わない時には卓に入って麻雀を打っていたというのだ。

「麻雀は物凄く強かった。(中略)メンバーは自分のカネで現金打ちするから、給料が二十万円でも負けが続けばアウト(店への借金)を作ってしまうものですが、彼は十代なのにいつも七万、八万のカネをポケットに入れて、それだけで賄っていた」(元のオーナー)

 私は麻雀はやらない。20歳まではパチンコ、それ以後は競馬だ。それは対面のギャンブルが好きではないからだ。卓を囲んでカネのやり取りをするのが煩わしい。岩崎はそれを厭わなかったようだし、借りていたアパートに知り合いを呼んで麻雀をしていたというから、違うきっかけがあれば、ひきこもりにならなかった可能性はあったのかもしれない。

 現代が、愛子さんの「逆さバイバイ」が治ったと報じている。2葉の写真が載っている。2013年1月と2018年8月の写真である。ともに皇太子と雅子さんの間に愛子さんがいて、沿道に手を振っている。

 13年のは、確かに左手の背をこちらに向けている。今一つの最近の写真は、右手のひらをこちらに向けて振っている。

 逆さバイバイは、自閉症の人に多いといわれ、04年6月9日の英国紙『タイムズ』でも、噂だとしながらも「愛子さまが自閉症だという説もある」と報じたそうだ。

 無学な私は、右手で、手のひらを相手に向けて振ればいいんだと教えれば、すぐ治るのではと考えるが、これがなかなか大変なのだという。

 愛子さんにはこれ以外にも、摂食障害ではないかという説まで流れた。だが、そんな不安を吹き飛ばすように、最近の愛子さんは学校でも快活に発言し、雅子さんの回復に合わせるように、表情も豊かになってきている。もうこの母子に心配はないだろう。

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