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『ダースレイダー自伝 NO拘束』発売記念インタビュー【前編】

「CD回収を『仕方ない』って思っちゃう僕らもヤバい」ダースレイダー、電気グルーヴ騒動を斬る!

撮影=尾藤能暢

 今年3月、コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された電気グルーヴのピエール瀧に、懲役1年6月、執行猶予3年の実刑判決が言い渡された。ミュージシャンとしてのみならず、近年は俳優としても大活躍していただけに、その逮捕は世間に衝撃を与えたが、逮捕の翌日、電気グルーヴの音源の発売元であるレコード会社、ソニー・ミュージックレーベルズは、彼らのCD・映像商品の出荷停止、店頭在庫回収、デジタル配信停止を発表。日本の音楽業界ではもはや通例となっているこの措置だが、電気グルーヴという存在の大きさも相まって、各所で「音楽は誰のものなのか」という議論を呼ぶこととなった。

 そんな中、ネット上ではソニーの対応撤回を求める署名活動も行われ、3月15日から4月10日の27日間で79カ国から6万4,606人の署名が集まった。

 この署名活動の賛同人の一人で、東京大学中退という、ラッパーとしては異色の経歴を持ち、コメンテーターとしても活躍するダースレイダー氏が、世の中にはびこる“思考停止”のヤバさを訴える『ダースレイダー自伝 NO拘束』(ライスプレス社)を上梓した。そんなダースレイダー氏に、自身の病気に対するスタンスと一連の電気グルーヴ騒動について振り返ってもらった。

***

――過去にも多くのラッパーが自伝を出版していますが、ダースレイダーさんの本は毛色が違いますね。

ダースレイダー これは“体調不良本”なんですよ(笑)。もともと、脳梗塞で倒れた時に、自分に何が起きているのかを把握するために書き始めたんです。初体験のことばかりでも、当時の気持ちとか感情とかって、慣れてくると忘れちゃうじゃないですか? 退院後、ライスプレスの編集長に会う機会があって、「本書きませんか?」って声をかけられたので、「実はこういうのを書いていて……」と渡したら本になったという流れです。

――ダースさんは2010年、脳梗塞で倒れ、合併症により左目を失明。1カ月の入院生活を余儀なくされました。ある意味、健康啓発本でもありますね(笑)。

ダースレイダー この本を読んで、健康な人にも病気を追体験してもらえれば、という思いがあります。知っているのと知らないのとでは、構え方も変わってくる。今は自分の健康に問題がなくても、たとえば突然、交通事故に巻き込まれてしまう可能性もある。そういった状況になった時に、どのように受け入れるか。逃げずに受け入れて、前進するマインドを形にしたかったんです。

――ダースさんのトレードマークになっている左目の眼帯も、そういった意思の表れなんですよね。

ダースレイダー 病気を抱えている人への偏見ってあるじゃないですか? パジャマ姿で弱っている的なビジュアルが浮かぶ。でも僕は、派手な眼帯つけて、元気そうにすることで、そういう固定概念を壊したい。病気の人も生きづらくなく、「病気も個性ってことでいいじゃん」みたいなところまで持っていければいいかなって思っています。

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