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『ポケモンマスターズ』配信に先駆け、中国で”新作”登場!?

文=日刊サイゾー編集部(@cyzo

ポケモンそっくりの『Let’s Go Pokemon口袋冒険家』。広告には、映画『名探偵ピカチュウ』の画像が使用されている

 スマートフォン向け位置情報ゲームアプリ『ポケモンGO』がヒットして久しいが、世界中で高い人気のあるポケットモンスター。この夏には、DeNAが開発を手がける『ポケモンマスターズ』が配信されることで話題になっているが、中国ではいち早くポケモンの新作が配信されている。しかし、日本より先に新作が配信されるわけがなく、当然、本家とはなんら関係のないニセモノだ。

「華視新聞」(7月19日付)などによると、そのゲームの名前は『Let’s Go Pokemon口袋冒険家』。アクションRPGで、開発したのは「深セン市壁虎互動科技」だという。「口袋」とは、中国語で「ポケット」を表す。つまり、「ポケット冒険家」ということだ。ポケモンは中国版Twitter「微博」に公式アカウントを持っているが、名前はポケモンの発音を中国語に当てたものを取り入れた「精霊宝可夢」。名前がまったく違うから別ゲームという主張なのかもしれないが、ゲームの画像を見ると、明らかにポケモンだ。

 同ゲームは小智という男の子が主人公で、戦闘に入ると3匹のモンスターを召喚し、3対3で戦う。この小智は、ポケモンのアニメに登場するサトシそのもので、ピカチュウーなどおなじみのキャラクターもそのまま登場する。宣伝に使用されている画像は、5月に公開された映画『名探偵ピカチュウ』のもので、無断で使用していると思われる。

 このニュースは香港や台湾のメディアに多く取り上げられていることもあって、現地のネット上では「中国に法律はないのと同じ」「恥知らずの国」と非難が殺到しているが、ゲームグラフィックが作り込まれていて、「正規版よりきれい」といった声も上がっている。今のところ、日本側からの抗議はないようで、アプリが削除される様子はない。

 長期化する米中貿易戦争は、中国の知的財産権侵害も懸念材料のひとつとなっているだけに、こういういった案件が放置されるようでは、解決への道のりは遠そうだ。

(文=中山介石)

最終更新:2019/07/24 18:00

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