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“元祖・リアクション芸人”上島竜兵がたどり着いた「リアクションしないことが面白い」という境地

内村や出川との思い出を、酒を片手に振り返る上島

 その前に、土田が最近の上島の様子、言動を紹介した。まずは見た目について。

「裸が笑えなくなってきた。手足が細くて、白ブリーフ姿はまさに昆虫。あと、目の下のクマが尋常じゃない」

 続いて、酒の飲み方について。

「昔は朝7時まで飲んでいたが、最近は夜9時でベロベロ。夜9~10時は、だいたい目をつむったまま話している」

「休肝日を設けており、その日は後輩からの電話に出ない。誘いに弱いので、出ると飲みに行ってしまうから」

 飲みの場で、上島はどんなことを話しているのだろう? 最近の上島の口癖は以下だ。

「ウッチャン、ついに紅白の司会だよ。スゲエな、ウッチャン。うれしいなぁ」

 上島は若手時代の話をするのが大好きだという。ウッチャンナンチャンとダチョウ倶楽部は同期で、営業では彼らに加え、B21スペシャルがよく顔を合わせていた。戦友をねたむでもひがむでもなく「ウッチャン、スゲエだろ」と言ってグラスを傾ける上島。

 ほかに、最近の彼にはこんな口癖もある。

「あの哲っちゃんが世間に認められて、本当にうれしいよ」

 実は上島、高いところが苦手だ。何かにチャレンジすることが本当に嫌い。リアクションのオファーが来たのに、断ることも少なくないという。でも、オファーされた現場に出川がいると知った途端、「哲っちゃんがやるなら俺もやる!」と返答するそうだ。盟友・出川との絆。大ブレークした出川を自分のことのように喜び、人目もはばからず大号泣したこともあった。

内村「いい話。俺、泣いちゃうよ(笑)」

大竹「もうすぐ死んじゃうんじゃねえの? 大丈夫かな、これ」

三村「死ぬ前のエピソードだもん」

土田「過去を走馬灯のように振り返りだしてるから、死ぬんでしょうね(笑)」

 肉体的にも精神的にも哀愁が漂っている、最近の上島。近頃は五十肩の痛みで腕が上がらず、「どうぞ、どうぞ」のギャグで挙手することさえつらいらしい。ある意味、以前の上島とは違う次元に入った感がある。

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