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“全裸監督”Netflixがさらにヤバい問題作を投下!! 園子温監督が描く恐怖の洗脳劇『愛なき森で叫べ』

園子温監督のNetflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』。園監督によって抜擢された日南響子、川村那月、鎌滝えりたちの熱演が光る。

 山田孝之主演の実録ドラマ『全裸監督』が大きな話題を呼んだ「Netflix」が、さらなる問題作の配信を10月11日よりスタートした。ハリウッド進出が決まった園子温監督による、オリジナル映画『愛なき森で叫べ』がその問題作だ。これまでにも園監督は、劇場公開作『冷たい熱帯魚』(10年)で愛犬家連続殺人事件、『恋の罪』(10年)で東電OL殺人事件など、実在の事件をモチーフにしたヒット作を放ってきた。『アウトレイジ』(10年)で武闘派ヤクザを演じた椎名桔平を主演に迎えた『愛なき森で叫べ』も、実際に起きた凶悪事件からインスパイアされたもの。地上波テレビでは絶対に放映できない過激な内容となっている。

 本作の中心人物となるのは、椎名桔平演じる村田丈。ルックスのよさと甘い口説き文句で、女性を瞬時に虜にしてしまう希代の天才詐欺師だ。ライブを開けば、ロックスターばりに女性たちがドッと押し寄せる。村田は若い女性だけでなく、ターゲットにした女性の母親や姉妹とも肉体関係を持ち、家族全員を巧みに洗脳してしまう。金になるものをすべて吸い尽くした挙げ句、さらには監禁状態にした被害者一家を互いに殺し合わせ、自分は手を汚さないという凶悪なサイコパス人間だった。実際の事件では7人もの犠牲者が命を失っている。

 実話系犯罪映画ブームの口火を切った『冷たい熱帯魚』では、連続殺人鬼・村田(でんでん)とその妻(黒沢あすか)が血まみれになりながら死体を解体するシーンが描かれたが、本作では『冷たい熱帯魚』以上に生々しい映像が盛り込まれている。「通電」と呼ばれた電気ショックによる虐待シーンもあるので、心臓の弱い人は視聴を避けたほうがいいだろう。

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