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バチェラーレビュー

『バチェラー3』正気を失ったバチェラーが家族にキレまくる神回を振り返る!

水田の実家で、両親の離婚理由を問いただす友永

 最後は、“元・北新地ホステス”水田あゆみ(30)の実家訪問である。ここでも、友永の発言にヒヤヒヤしてしまった。焼き鳥店を営む水田の父と母は離婚している。しかし、今の2人を見ていると、離婚したとは思えない仲の良さだ。そんな水田の父親から「離婚していることは気になりますか?」と問われた友永は、遠慮なく「内容が気になります。途中経過によって、僕の中で考えることはあります」とズケズケ言った。なんで、そんな面接官みたいな態度なの……。

 水田家にはつらい過去があった。水田の母と妹がうつになり、また父親は夢だった焼き鳥店を軌道に乗せようと懸命の時期があったのだ。そんな家族を支える意味も含め、彼女はホステスになったらしい。

「あゆみさんがなんでホステスをし始めたかっていうところ、1回も聞いたことなかったです。でも、それの理由も今回初めて知れました。家族のために一 番初めにまず自分を犠牲にするんだと思って」

 友永のこの発言が、実は地雷を踏んでいた。水田は10月19日にTwitterで以下のような考えを発信している。

「『家族のために自分を犠牲に』という言葉にすごく違和感。私はこのような認識はしておりません。大切な家族のために、可能な限り力を添えることは幸せなことです」

 こんなふうに、水田はほとんどネタバレに近い情報をSNS上で頻繁に発信していた。もし友永が水田を選んでいたなら、友永批判にも受け取れるこんなツイートを水田がするはずもない。この時点で「水田エンドはないだろう」と察した視聴者は多かったし、SNSで荒ぶる水田に自制を望むバチェラーファンも多かった。しかし、後にその声は静まった。あの結末を知ってしまえば、彼女の言動を止められるはずもないからだ。

 このエピソード8で脱落したのは田尻である。

「今から誰かと結婚して、子どもができた。そのとき父親になる自覚がどういうものか、全然今は見えてなくて。疾君がどうこうじゃなくて、僕自身の至らない点なんですよ」(友永)

 連れ子を引き受ける覚悟ではなく、子どもの父になる自覚そのものが見えてないという友永。爆弾発言である。結婚がどういうものか、まだ理解していないということ? こんなテンションならば、疾君を出演させる前に田尻を落とすこともできたろうに……。

 そして、やはり友永と岩間のやりとりに目が行った。「ローズを受け取っていただけますか?」と友永が差し出したローズを、岩間は「ありがとう」と言って受け取ったのだ。ちょっ、タメ語かよ!? ここは形式張って「ありがとうございます」「もちろんです」と敬語を使うものなのに……。すでに、友永が岩間の尻に敷かれている構図である。

 次のエピソード9は、神戸にいる友永の家族へ会いに行くという内容。今回とは立場を逆にした訪問企画である。

「神戸の街を好きになってください」

 岩間の顔をグッと見つめる友永。完全に1人にしか意識が行っていないようだ。あからまさに目を合わせに行き、そんなバレバレのアイコンタクトをしないでも。

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