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ピエール瀧の不祥事で大出世!? ソニーミュージックのグループ内人事が大ひんしゅく

ピエール瀧

「平成」が終わり新たに始まった「令和」だが、芸能界はのっけからネガティブな騒動が盛りだくさんとなっている。

 多くの人が時代の節目を感じ、世間が高揚ムードに包まれていた今年3月には俳優、タレントとしてマルチな活躍を見せていた人気テクノポップユニット「電気グルーヴ」のピエール瀧が、コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑で厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕され、億単位とも言われる損害賠償の額も大きな注目を集めた。
 
 さらに、「令和」になって間もない6月には、吉本芸人を中心とした反社会勢力への“闇営業騒動”が浮上。吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長による長時間のグダグダ会見や渦中のお笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮らに発したとされる「お前ら、テープ回してないやろな?」、「(会見を)やってもええけど、全員連帯責任でクビにするからな。それでえーか? 俺にはお前ら全員クビにする権利があるからな」といった恫喝まがいのパワハラ発言には多くの批判の声が寄せられた。

 同社に関しては、その後に人気所属芸人のチュートリアルの徳井義実が1億円を超える申告漏れと所得隠しを東京国税局に指摘されたほか、同じく人気所属コンビ・ミキのステマ疑惑が報じられるなど、今年は騒動続きだったといっても過言ではないだろう。

 そしてここに来て、映画やドラマ、CMなどで活躍し、来年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』でも主要キャストの一人に起用されていた人気女優・沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持していたとして警視庁組織犯罪対策5課に逮捕され、今後の動向や交友関係にも注目集まっている。

 令和元年は芸能人にまつわる不祥事が例年になく際立った年となったが、「近年はインターネットの普及によって情報過多社会となり、かつての“幻想”が成立しにくくなり、芸能界に対する世間の懐疑的な見方や不信感が増している。そうした中での芸能人による度重なる不祥事は、芸能界全体にとってもマイナスに作用しています」と語るのは芸能リポーター。

 もちろん、こうした危機感は芸能界サイドもいたく痛感しているようだ。

 かつては所属タレントの不祥事に沈黙を貫く芸能事務所も多かったが、吉本芸人による“闇営業騒動”では結果的にはその内容に批判の声が集まったものの、形式的には社長自らが謝罪会見を実施。

 沢尻容疑者の逮捕に関しても、所属事務所のエイベックス・マネジメントが公式ホームページで「厳正に対処する」との声明を発表し、スポンサー各社や放送局など関係各所への謝罪行脚に勤しむなど、世間に対してそれなりの対応を示した。

「吉本にしろ、エイベックスにしろ、芸能界はもちろん、メディア業界にも大きな影響力を持つ大手事務所ですからね。ネットが普及していなかった昭和の時代や平成のはじめなら、あそこまで真摯な対応は見せなかったでしょうし、時代の流れを感じましたね」(別の芸能事務所のベテランマネジャー)

 他方、危機対応能力という観点から業界内で評判が芳しくないのが、「ソニー・ミュージック」グループだという。

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