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日本最大アイドルフェスに問題山積み!? 2020年のTIFが“10月開催”で不安要素だらけに

イメージ画像/出典:josemanuelerre

 2010年から毎年夏に開催されている、日本最大級のアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL』(以下、TIF)。2020年は10月2、3、4日に開催されることが発表された。

「ここ数年、TIFは毎年8月の第1週の週末に、お台場のフジテレビ周辺エリアで開催されるのが恒例になっていたんですが、2020年のその時期はちょうど東京オリンピック・パラリンピックと重なっていて、会場エリアの確保が不可能だった。そういった事情もあって、10月開催になったようです」(週刊誌記者)

 野外でのステージが多いTIFにおいて、いちばんの懸念材料となるのが天候だ。これまで天候を理由に中止となったことはないが、10月の上旬というと台風が上陸する危険性も高い時期だ。2019年には台風19号が10月12日に上陸、台風としては初めての「特定非常災害」として適用されるなど、大きな被害をもたらした。

「お台場エリアは海にも近くて風も強いし、避難できるような場所もそんなに多くない。台風と重なったら、TIFは間違いなく中止となってしまうでしょう」(同)

 問題は天候だけではない。出演するアイドルグループのスケジュール調整も難しくなりそうだという。

「毎年開催している音楽フェスは、基本的に開催時期が決まっていて、出演する可能性があるアーティストはその時期のスケジュールを空けておく。TIFに関しても8月第1週の週末ということで固定されていたので、多くのアイドルたちはそこを空けていたわけです。

 しかし、それが10月になったならば、スケジュールがすでに埋まっているアイドルも多く、特に固定ファンがいる人気グループは、全国ツアーや主演舞台などのスケジュールが1年前に決まっていることも珍しくない。8月ならTIFに出られたけど、10月なら出られないという人気グループも多いのでは」(音楽業界関係者)

 また、夏休みの開催だったから出られたというグループも多い。

「地方で活動するアイドルグループは、夏休み期間だからこそ上京しやすいんですよね。地方アイドルは学校に通っているメンバーも多いし、長期休暇ではない10月には東京まで出てこられないというケースが考えられます。そういう意味では、例年よりも出演するアイドルを確保するのが難しくなると思います」(同)

 ここ数年のTIFはAKB48グループと蜜月関係にあり、2020年はその傾向が強まるとの見方もある。

「もともとTIFは“非AKB48グループ”を中心にしたイベントだったのですが、2017年に当時HKT48のメンバーだった指原莉乃がTIFの“チェアマン”に就任したあたりから、急激に48グループとの関係が強くなっています。

 10月開催になって有名どころのアイドルの出演が難しくなれば、より一層48グループに対する依存度は高くなるはず。48グループとしては、人気もかなり落ち込んでいて、どうにか復活の狼煙をあげたいところですが、アイドル界全体が注目するTIFをその場にしようと目論んでいるかもしれません」(同)

 いずれにしろ、例年通りに事をすすめるのは簡単ではなさそうな来年のTIF。しっかり盛り上がってくれればいいが、果たしてどうなるか。

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最終更新:2019/12/24 12:00
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