現在進行形ドラッグ漫画『マトリズム』で学ぶ、ヤク中の最新事情

悩みを打ち明けたママ友がヤクの売人だった！

　旦那が愛人を作り、家に帰ってこなくなった妻が、ママ友に悩みを打ち明けていると、実に自然なタイミングでスッと……

　ちょっとしたサプリメント感覚でMDMAを渡してくれます。実はママ友がヤクの売人だったなんて、冷静に考えると実に恐ろしい日常風景です。

「あはは……別に怪しい薬じゃないから心配しないで」
「栄養剤みたいなものだから」

　どう考えてもめちゃくちゃ怪しいわけですが、本人が落ち込んでいて正常な精神状態じゃない場合は、そういったあたりの判断能力がなくなっているんですね。そして、その錠剤を飲んでみると、日常の悩みなんか忘れていい気分に。もっと、もっと欲しいとなっていき……

　マトリに検挙される頃には幻覚・幻聴だらけで、最終的にこんなふうになってしまうのです。どうですか？　そんなにひとごとって感じでもなさそうですよね。