本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

田中みな実にも影響が!? 東京MXテレビ、放送倫理違反にギャラ未払い発覚で経営危機説が浮上

文=本多圭(ほんだ・けい)

田中みな実

 昨年放送されたバラエティ番組『欲望の魂』の優勝賞品をめぐって、放送からすでに1年が経過しているにもかかわらず、いまだ優勝者に賞品が渡されていないことが発覚した、東京MXテレビ。番組は、男性ホスト20人にゲームを競わせ、優勝者に高級車ランボルギーニを贈るという企画だったが、その後、優勝者への賞品だけでなく、出演タレントや現場スタッフにも制作会社からギャラが支払われていないこと、参加者から“ホストクラブの宣伝費”として参加費を徴収していたことなどが明らかになり、波紋が広がっている。

 この件を受けて、筆者は、昨年9月まで同局の情報番組『バラいろダンディ』で金曜MCを担当していたお笑いタレント・島田洋七に連絡を取った。洋七は「出演者に対するギャラの未払いの話は聞こえてきていましたからね。早く辞めて良かったです」と肩を撫で下ろしていた。『欲望の魂』は、制作会社がすべて取り仕切っていた案件とはいえ、財務状況の悪さは、東京MXテレビ本体に及んでいたようだ。

「担当部長は、現場に来てはいつも、“苦しい、苦しい“とボヤいてましたからね。スポンサーがなかなかつかないため、制作費がない。僕が番組をやめたのも、番組側が、佐賀県を拠点にしている僕の飛行機代とホテル代が払えなかったからですよ」(洋七)

 東京MXテレビといえば、17年1月、情報番組『ニュース女子』が沖縄基地問題について放送した際、米軍ヘリパッド建設に反対する人々を“テロリスト”呼ばわりし、抗議が殺到。「沖縄で基地建設に反対する人々の名誉や信用を傷つけた」「嘘の放送で偏見を煽った」との非難を受けた挙げ句、同年12月、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会からは「重大な放送倫理違反があった」と認定された。

「番組の信用を失った『ニュース女子』は、その後打ち切りになりましたが、そのトバッチリを受けたのが、人気フリーアナ・田中みな実がMCを担当していた昼のワイドショー『ひるキュン!』でした」(番組制作会社プロデューサー)

『ひるキュン!』は、当初から番組スポンサーの獲得に苦戦していたが、『ニュース女子』騒動で局全体の信用が失墜したことで、さらにスポンサー探しが厳しくなり、昨年3月での打ち切りを余儀なくされたという。

 そして、その余波は、“オトナの夜のワイドショー”として2014年4月から放送中の夜の帯番組『バラいろダンディ』にも及んでいたという。

「昨年9月まで、月曜から木曜はプロレスラーの蝶野正洋が、金曜は80年代の漫才ブームを牽引した『B&B』の島田洋七がMCを担当していましたが、それでも番組スポンサーがつかない。なんとか番組スポットのスポンサーで補っていたんですが、日によってはそれすらゼロの時もありました」(東京MXテレビ関係者)

 昨年8月には、夕方の看板番組『5時に夢中!』でMCを務めるマツコ・デラックスが、『NHKから国民を守る党(N国)』を批判したことに、立花孝志代表が反応。マツコの謝罪と自らの番組出演を3週に渡って要求したが、この抗議行動をMXのスタジオ前で展開したこともあって、トラブルを嫌うスポンサー離れが加速。MXが経営危機に追い込まれたと囁かれた。

 前出の洋七は、「(自分が)降板するに当たって、担当部長からは『金がない』と言われました。僕はありませんでしたが、その頃から出演タレントや現場スタッフへのギャラ未払いの話は聞いていましたよ」と話す。

 とはいえ、いくら経営が苦しいからといって、ホストクラブの“宣伝費”と称して番組参加費を徴収するという番組作りは、放送倫理違反の誹りを免れないだろう。

「東京MXテレビは、“番組制作は制作会社に任せていた”と責任回避をしていますが、番組チェックを怠っていたことは間違いない。しかも、出演者や現場スタッフへの未払いまで発覚したことで、東京MXテレビの放送局としての存続が危ぶまれますよ」(民放関係者)

 今後、改めて放送倫理が厳しく問われそうなMXテレビ。さらなる経営危機が懸念される。

本多圭(ほんだ・けい)

本多圭(ほんだ・けい)

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。

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最終更新:2020/01/25 17:30

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