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女性に多いアルコール依存症者が好む「ストロング系チューハイ」の『しくじらない飲み方』

文=里中高志(さとなか・たかし)

「しくじらない飲み方 酒に逃げずに生きるには」(斉藤章佳/集英社)

 専業主婦のAさんは、夫が仕事で忙しく、3歳の男の子のワンオペ育児中。幼稚園のママ友たちと仲良くしていたはずが、次第に疎外感を持つようになり、幼稚園のお迎えの帰りに、子どもと一緒にファミレスに行って、ワインやカクテルを頼むようになった。どんどん酒量は増えていき、ストロング缶500mlを一日5本飲むようになって、アルコール依存症の離脱症状も出始めたため、気付いた夫が依存症専門のクリニックに連れて行って、外来治療と薬物療法を受けるようになった……。

 これは、精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏の著書『しくじらない飲み方』(集英社)に掲載されている、アルコール依存症の女性のケース例である。同書によると、そもそもの身体機能として女性は男性よりもアルコール依存症になりやすい体質を持っており、女性のアルコール依存症の生涯経験者数は13万人にのぼる。中にはママ友と会うと緊張するので1杯飲んでから幼稚園の送りに出掛ける女性や、介護のストレスから加速度的に酒量が増えていく女性も、少なくないという。

 日本は飲酒に寛容と言われ、公園や街中など、どこでもお酒を飲める珍しい国だが、その分アルコール依存症に苦しむようになる人も相当な数にのぼる。最近のアルコール依存症患者の特徴として、従来の日本酒や焼酎などではなく、口当たりがいいがアルコール度数が9%とかなり高いストロング系チューハイを好んで飲むことがあげられる。

 飲みやすいストロング系チューハイだが、女性の1日の適性飲酒量が10~13gのところ、350ml缶1本で純アルコール量が25gと、実は半分飲んだだけで飲み過ぎになってしまうほどアルコール量は多い。アルコール依存症患者の部屋を訪問すると、「ストロングゼロ」などの空き缶が大量に散らかっていることがよくあるそうだ。

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