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放送作家らが語る、宮迫復帰への展望

ロンブー淳の手腕光る亮の復帰劇! いまだテレビに戻れない宮迫博之との明暗

宮迫の芸風はお笑い第7世代ブームと相性が悪い?

 バラエティ番組制作スタッフは、「やっぱり肝になっているのは淳さんです」と言う。

「謹慎したのがコンビのブレーンか否かというのは大きく違いますよね。淳さんは『あいつは悪いことをしたけど俺は待つから』というスタンスを見せ続けてきたし、昨年12月に株式会社LONDONBOOTSを亮さんと共同設立したり、今年1月にはトークライブを開催したりして、コンビとしての存在感をキープしてきました。爆笑問題と一緒で、ロンブーも切れ者とそれを中和する人というバランスが大事なんだとわかっているんでしょう。やり方がとても上手だと感じました。蛍原さんはそういうタイプではないですからね……」(バラエティ番組制作スタッフ)

 宮迫は、2月10日に公開した動画「【告白】テレビに戻りたい理由を赤裸々に語る【ホリエモン 堀江貴文】」で「(テレビに)戻りたいもあるし、戻らなあかん」「戻ってあげる努力をしないと」と答えている。テレビ業界で自身が必要とされているという自負を感じるが、実際のところ需要はまだあるのだろうか?

「いまのバラエティ番組は、完全に第7世代ブーム。『アメトーーク』も、宮迫さんが謹慎する少し前あたりから若手発掘にかじを切り、マンネリを打破した新しい企画をどんどんやるようになっています。最近では、ひな壇の半分がテレビ的にはほぼ無名の『NEXTお笑い第七世代』(3月19日放送)という、超青田買い企画もありました。そうした流れの中で、前に出すぎず話を聞く役割をまっとうする蛍原さんがMCだからこそ、若手がのびのび振るまえて面白くなっているところはあると思います。ここに宮迫さんが合流して面白くなるか? というと、実はそうでもないんじゃないか」(前出の放送作家)

 SNS上でも「アメトーク、宮迫いないほうがテンポよくて見やすい」「若手がイキイキしてていい」「ちゃんとゲストが目立つから面白い」と、現状に肯定的な視聴者の感想は多い。冠番組にまで不要説が出てきてしまった宮迫が、地上波に復帰する日は遠そうだ。

岩見司(ライター)

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最終更新:2020/04/11 04:29
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