日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > テレビ日記  > ロンブーにおける亮の価値
テレビウォッチャー・飲用てれびの「テレビ日記」

ロンブー亮「ただ隣にいるだけの芸人」という価値

文=飲用てれび(いんよう・てれび)

宮下草薙(撮影=木村心保)

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(1月26日~2月1日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

***

 テレビに映るものにはすべて意味や価値がある。その前提でテレビは見られていると思う。もし、訳がわからないものが映ったとしても、それはすぐ”放送事故”や”シュール”といった言葉で処理される。”アクシデント”という意味や、”意味がわからない”という意味が与えられる。

 意味のないものが意味のないままテレビに映り続けることは、めったにない。少し古い例になるが、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーだった北陽や橋下徹は稀有なケースだ。彼らは特にレギュラー後半、なんの役割も持たず、なんの役割も持っていない状況が笑いにもならず、橋田壽賀子やピーコのように進行の邪魔という扱いも暗に受けずに、毎週約1時間、ほぼ放置されていた。生放送が生んだ奇跡だったのかもしれない。

 確かに、芸人の場合は、意味を負わずにテレビに出るケースが生じやすい。賞レースやネタ番組でネタが評価され、テレビに出演するパターンが多いためだ。特にコンビの一方のキャラが濃い場合、相方はネタ以外の場面で役割を見いだせずに画面に映り続けるという事態が起こり得る。かつてのオードリー・若林や、博多大吉がそうだったはずだ。

 彼らの救済策は、いくつか用意されている。”じゃない方芸人”という言葉も、そのひとつだろう。目立つ相方の隣にいる目立たない存在という状況を、自虐で笑いに変える。同時に、目立つ相方を引き立てる目立たない技術を、視聴者に啓蒙する。そうこうするうちに、”じゃない方”ではない独自の存在意義を示して生き残る。それこそ若林や大吉が歩んだ道だ。

 30日の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で聞かれたのは、そんな”じゃない方芸人”の新人、宮下草薙・宮下の叫びだった。

123

ロンブー亮「ただ隣にいるだけの芸人」という価値のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

トンデモ海外ニュース

世界中のびっくり珍事件をお届け。世界はやっぱり広かった!

深読みCINEMAコラム『パンドラ映画館』

最新作・話題作から珠玉の掘り出しモノまで、毎週1本必観の映画作品を徹底レビュー

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

イチオシ企画

【サイゾー筋トレ部】始動!

腹筋インストラクター・腹筋王子カツオさんが、自宅でできる簡単筋トレを紹介!
写真
特集

中居正広”円満独立”の余波

中居クンが3月末でジャニーズ退所!新しい地図、キムタクとの関係は?
写真
人気連載

みちょぱ、ゆきぽよが生き残る理由

 今回取り上げるのは、みちょぱ(池田美優)、...…
写真
インタビュー

ラッパーPablo Blastaインタビュー

 Pablo Blastaというラッパーの名前は、DJ CHARI & DJ...
写真