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週刊誌スクープ大賞

コロナ禍は不幸だが、真の不幸は安倍晋三のような政治家しかいないことだ!

 大林宜彦監督が亡くなってしまった。享年82。私は、大林映画の熱心な観客ではないが、大林監督が立川志らくを可愛がっていたので、何度か席を同じくしたことがあった。

 赤川次郎の小説が原作の『あした』を志らくが舞台にしたことがあった。尾道市を舞台にした、“新尾道三部作”の2作目に当たり、死が重要なテーマになっている。

 強い反戦の言葉は口に出さなかったが、大林の映画には、死と戦争が潜んでいた。

 大林監督が生きていたら、私は彼に、『安倍暗殺』という映画を撮らないかと持ち掛けるだろう。脚本は私が書いてもいい。

 発端は、コロナウイルス感染。東京五輪を何としてでも成し遂げたい安倍は、コロナウイルスの広がりを知っていても、死者の数字を少なく発表し、開催にこぎつけようと画策する。

 それが仇となり、感染は燎原の火のごとく広がり、死者は膨れ上がり、経済は破綻し、日本中に野垂れ死にする人間があふれてしまう。

 そんな中で、「皆さんが一致協力して、自粛し、この困難を乗り越えましょう」と安倍首相がテレビでメッセージを発する。犬を抱きながら、妻・昭恵とともに。

 子どもをコロナ感染で亡くしたシングルファーザーの新聞記者が、「これは人災だ」と、政府の対応の遅れと、医療差別が息子の死につながったことを解明し、安倍の記者会見にもぐり込んで、暗殺を企てる。

 東京新聞の望月衣塑子をモデルにした、映画『新聞記者』よりも迫力満点の映画になること間違いないと思うのだが。

 まあ、日本ではこのような映画を撮る度胸のある人間はいないだろうし、もし、作ろうとしても、安倍のポチたちから圧力がかかり、潰されるだろうが。

 だが、国民の我慢も限界に近づいている。見せ金の金額を大きくするが、困っている人間の手に届くという保証はない。必ず自殺者が増える。

 このところ大きめの地震が関東周辺で起きている。天変地異が襲えば、この国は確実に沈没する。

 安倍昭恵と安倍首相が“関わっていた”森友学園事件を追及している相澤冬樹が、今週は、自殺した赤木俊夫の妻のところへ、2018年10月28日にこそこそと尋てきた財務省秘書課長だった伊藤豊と近畿財務局人事課長だった米田征史の「音声」を入手した。

 公文書改ざんに関する報告書の説明に来たという。その時のやり取りを妻の昌子が秘かに録音していたのだ。

 伊藤は昌子に、概ね、こういったという。2月27日に安倍が「関知してたら辞めてやる」といったことが炎上してしまったために改ざんをした、安倍の発言が「関係していた」と述べたというのである。

 伊藤は現在、金融庁監督局審議官で、行く行くは金融庁長官か財務事務次官かと噂されているそうだ。そんな人間が相澤の直撃に素直に答えるわけはないが、注目すべきは、「僕が相澤さんの取材に答えると、後輩に、今一生懸命対応しようとしている財務省の人間に、迷惑がかかるといけないので、イエスもノーも言いたくない」といっていることだ。自分が正直に答えれば、安倍の怒りを買う、部下に迷惑をかける、そういうことだと思う。

 相澤のこの極上のスクープは、着実に安倍夫妻の首を絞めつつある。

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