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プロ野球が超異例な変則日程を発表! 阪神15戦連続ビジターで “死のロード”開幕

イメージ画像/出典:mecha

 コロナ騒動により開幕が遅れていたプロ野球の日程がようやく決定。巨人の坂本勇人がPCR検査で“微陽性”だったことが3日に判明するなど、まだまだ予断を許さない状況だが、遅すぎる球春がいよいよ近づいている。

 東京五輪開催に伴い、例年よりも早い3月20日の開幕が予定されていた2020年のプロ野球。その後、開幕スケジュールは文字通り二転三転した。当初は4月10日への繰り下げが有力視されたものの、いったんは4月24日で決定。しかし、早々にそれも不可能なことが判明し、5月25日にようやく開幕日が6月19日に決定した。

 6月1日には日程も発表されたが、異常事態の中での開幕ということもあり、スケジュールは異例尽くしだ。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「開幕日は同日に設定されましたが、スケジュールはセ・リーグとパ・リーグで大きく異なっています。セ・リーグは首都圏にチームが固まっているため、まず首都圏で集中的に試合を行い、その後、西日本へと移動するスケジュール。一方のパ・リーグは、同一カードで6連戦を行うことで、少しでも移動を減らすプランです」

 開幕日変更にともない、試合数は143試合から120試合に減り、交流戦やオールスターゲームも中止。CS(クライマックスシリーズ)についても、開催するかどうかは決まっておらず、今後の発表待ちとなっている。ひとまず開幕のめどは立ったが、超異例スケジュールは勝敗にどう影響するのか? 専門誌へも寄稿するスポーツライターはいう。

「セ・リーグで目につくのは、阪神の不利です。日程を見ると、開幕から15試合連続でビジターゲームが続き、その後、甲子園での試合が15ゲーム続く極端なスケジュール。いくら無観客といえども、本拠地でやるチームの方が有利ですから、スタートで一気にコケる可能性は高いでしょう。シーズンも短くなりますから、スタートでつまずくのは致命的。もともと熱烈な応援をバックに試合を有利に進めてきたチームですから、今年は厳しいでしょう。

 パ・リーグは、同一チームとの対戦が続きますから、たまたま調子の良いチームと悪いチームが当たると、一気に6つ持っていかれる可能性が高い。気持ちの切り替えがしにくいですから、大型連勝、大型連敗をするチームが出やすく、地力があって層も厚いソフトバンクは、例年以上に有利でしょう。

 ただ、特定のチームが得意な投手を優先的にぶつけて勝利数を稼ぐ従来の方程式は通用しません。昨年でいえば、日本ハムから5勝を挙げた千賀滉大(ソフトバンク)や、オリックスから5勝を挙げた金子弌大(日本ハム)のようなケースはなくなるので、相手のエースが投げる日は“捨て試合”にして、体力を温存する作戦もアリでしょう。とにかく日程がキツいですからね」

 超異例なことだらけの今年のプロ野球だが、シーズンが短いからこそ、4割打者や防御率0点台などのスペシャルな記録も期待できる。さらに、無観客で“覚醒”する選手も現れるかもしれず、プロ野球ファンにとっては特別な1年になるのは間違いなさそうだ。

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最終更新:2020/06/06 10:30
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