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あわや放送事故!? 「ミヤネ屋」で白昼堂々に起きたガチトラブルの裏事情

宮根誠司

 生放送がゆえ、驚いた視聴者も多かったことだろう。15日に放送された『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の中継中、女性リポーターに通行人が殴りかかるようなトラブルが発生。テレビ局界隈では緊張が走っている。

 事件が起きたのは番組後半。東京・新宿の歌舞伎町から東ふきリポーターが生中継でリポートしている最中のことだった。大きな道路を背に話していると、横断歩道を渡ってきた男性が東リポーターに殴るしぐさを見せた。とっさに彼女はこれをよけながらリポートを続けたが、10秒もしないうちに画面はスタジオに切り替わった。同局広報部によると出演者、スタッフにケガはなかったという。

 在京テレビ局の情報番組スタッフは「同じ日にはTBS系で放送されている『ひるおび!』でもコロナ禍でストップしていた、10時台の現場中継を復活。この日は閉園が決まっているとしまえんからの生中継で、山本リポーターが久々に現場に緊張しながらリポートしていたのが印象的でした。このように、テレビ制作でもドラマ撮影が再開されるなど、日常を取り戻しつつあるのですが、不特定多数の人が集まる繁華街では注意しないといけない」と警鐘を鳴らす。

「今回の場合、特に歌舞伎町は小池東京都知事らが名指しで感染の根源であるかのようなアナウンスが繰り返し行われており、この影響で商売や生活に大きく影響が出ている人が多数、います。言ってしまえば、平和だった2月までとは全く状況が異なる街になってしまったのです。テレビ局は年々、機材の省力化やスタッフを減らしてモバイル形式での中継が増えており、中継現場にスタッフを割かなくてもやれるようになった。半面、こうしたトラブルが起こった際、対応できるスタッフもいないわけです。こうしたことは今後も起こり得るので、他の番組でも十分、注意が必要だと思う」(同)

 コロナ禍の影響は、こういったところにも現れているのだ。

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最終更新:2020/06/16 19:58
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