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ジャニーズ、滝沢政権でどう変わる? スキャンダル一掃も、古参幹部は引き続き退所者に圧力か

嵐なきあとさらに改革が進むか?(Getty Imagesより)

 これまで週刊誌などで数々のスキャンダルが報じられ、「文春に連載を持っている」とまで言われてきた“お騒がせ問題児”手越祐也が、とうとう6月19日付でジャニーズ事務所との専属契約を終了した。

 後の会見で本人は「円満退所」を強調したが、実情は全く違うということが、スポーツ紙などで報じられている。

 一部では滝沢秀明副社長との確執とも噂されるが、その真偽はともかく、ジャニー喜多川氏が亡くなった後、滝沢氏がさまざまな権限を握るようになったことで、ジャニーズ事務所は大きく変わってきている。

 昨年9月には、ジャニーズJr.ユニット「HiHi Jets」のメンバー・作間龍斗と橋本涼と見られるプライベート写真が流出、一般女性との「添い寝」や「未成年飲酒」の疑惑が浮上したことで、一時活動休止となっていた。

 また、今年1月にCDデビューした「Snow Man」のリーダー・岩本照が、未成年女性を含む女性グループとラブホテル合コンを行ったことが『FRIDAY』で報じられたことを機に、この6月末まで活動休止を余儀なくされていた(現在は復帰を発表)。

 近年、退所者が続出する一方で、「滝沢政権」によってこれまでの体質を一新、ジャニーズ事務所がクリーンな事務所に変わろうとしているかに見えるが、実は強引な圧力は今もなお続いているという。あるテレビ誌記者は言う。

「ジャニーズさんが表紙を飾るときには、同じ号で登場予定のほかのすべてのタレント一覧をジャニーズ事務所に提出し、チェックされることになっています。人選の時点でジャニーズさんからNGが出ることがあるほか、他事務所のタレントさんの記事のなかで触れる作品などにもNGが出たりするんですよ」

 ジャニーズ事務所のタレントの記事でNGが出るならともかく、他事務所のタレントの原稿にまで口出しするとは不思議な話だが。

「むしろジャニーズさんは他事務所に比べて、基本的に写真チェックもうるさくないですし、原稿チェックもザルだと言われていて、ほとんど直しがきません。しかし、ジャニーズを去っていったタレントの露出に対する圧力は相変わらずなんです。例えば、もう10年以上前に辞めたCDデビューしていないJr.などについても、本人を取り上げるのがNGであることはもちろんとして、彼らが出た舞台の話を他の共演者が語るのもNG。

 結果、ジャニーズさんが表紙になっている号では、他事務所のタレントさんがインタビューを受けても、いわゆる“辞めジュ(ジャニーズ事務所を移籍したり引退したりし、ジャニーズJr.じゃなくなった人のこと)”が出ている作品に関しては触れることができないため、だいぶ先の作品の告知をしたり、ほぼ何の告知もない記事になったりすることがあるほどです」(同記者)

 ジャニオタはともかく、世間的には“辞めジュ”であるかどうかなどは、全くわからないだろう。にもかかわらずこの異様なまでの執着ぶりは、まるでフラれた相手を恨み続ける怨念のようである。

 ちなみに、このようにジャニーズを辞めたタレントや“辞めジュ”に対する圧力は、「おそらく滝沢さんじゃなく、昔ながらの体質をずっと脱却できない古参の幹部による指示だと思う」と同記者は話す。

 では、クリーンな「滝沢政権」はどうなのかというと、一部ファンから嘆きの声も聞かれるという。

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