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『アンサング・シンデレラ』ドリカムの主題歌は「炎上するネット社会」への強烈なメッセージか!?

DREAMS COME TRUE「YES AND NO」

 石原さとみ主演のドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)が、いよいよ明日7月16日から放送が開始される。『アンサング・シンデレラ』の番組公式Twitterやフジテレビの公式チャンネルにはオフショットや番組特報が続々とアップされ、放送前から盛り上がりを見せている。

 なかでも大きな反響を呼んでいるのが、DREAMS COME TRUEによる主題歌「YES AND NO」。ドリカムの公式YouTubeチャンネルには、ドラマ『アンサング・シンデレラ』と、原作漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」の2パターンの映像で「YES AND NO」のショートバージョンがアップされており、再生回数は合わせて13万回を超えている。

 「たったイッカイやらかしたら終わり そんなイマを窮屈に生きてる」という歌詞で始まるこの主題歌は、『アンサング・シンデレラ』の舞台である医療現場の厳しさを想起させるとともに、インターネットが普及した“現代”とも重なるものがある。「なんでみんな許さないの?そしてわたしは許せるの?」という歌詞もまた、過ちを犯した者に批判や誹謗中傷を浴びせるSNSの惨状や、それを見て「そこまでしなくても」と思う一方で、自分も許せるとは言い切れない葛藤が伝わってくる。

 患者の命を背負っている薬剤師の仕事と、何か失敗すればすぐに拡散されてしまう現代の社会をリンクさせたような歌詞。主題歌としてドラマのストーリーに馴染みながらも、聴く人たちの琴線に触れるひとつの名曲として成立させているのは、さすがドリカムである。そして、それを嘆くだけでなく「YES AND NO 単純に勝ち負けじゃない この世界で何が出来るの?」と問いかけ、聴いた人が前向きな気持ちになる一曲となっている。

 動画のコメント欄には「やっぱりドリカムってすごい」「今を生きる私たちにピッタリ」「医療従事者としていつも抱いていた想いを表現してくれた気がして感動」といった声や、「より一層ドラマを奥深いものにすること間違いない」「どんなタイミングで流れるのか楽しみ」など、『アンサング・シンデレラ』の主題歌としての活躍に期待する声も寄せられている。

 これまで多数のヒットドラマを生み出してきた木曜劇場枠なだけあって、業界内外から大きな期待が懸かっている『アンサング・シンデレラ』。ドリカムの主題歌「YES AND NO」は、その期待に応える一助になりそうだ。

■番組情報
木曜ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』
フジテレビ系にて、7月16日(木)スタート/毎週木曜22:00~
出演:石原さとみ、田中圭、西野七瀬、真矢ミキ、成田凌、 桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん ほか
原作:荒井ママレ
脚本:黒岩勉
演出:田中亮、相沢秀幸
音楽:信澤宣明
プロデュース:野田悠介
制作著作:フジテレビ第一制作室
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/unsung/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2020/07/15 22:06
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