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3歳児を8日放置し死亡──鬼畜エピソードが次々と登場する24歳母に課せられる罪

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写真はイメージ(Getty Images)

 子どもを放置して旅行に出かけ、死に至らしめた24歳の母。ウソにウソを重ねる彼女に、司法はどんな裁きを下すのか。

 悲しい事件がまた起きてしまった。東京都大田区のマンションで、3才の女の子が放置されて死亡する事件が発生し、警視庁は24才の母親を逮捕。容疑者は女の子を自宅に放置したまま8日間の旅行に出かけており、ネグレクト(育児放棄)が常態化していた模様だという。

「ネグレクトが最悪の結果を生む事件はこれまでも何度もありますが、今回のケースはとりわけ悪質です。容疑者は旅行から帰宅して、娘が亡くなったのを確認した後、通報するまでに1時間以上を要しており、その間にオムツや洋服を変えたり、旅先で交わした交際相手の男性とのSNSの履歴を消したりといった隠蔽工作を行っています。発見された時、部屋はゴミ屋敷状態で、女の子の胃の中は空っぽ。防犯カメラの映像では、5月上旬以降、部屋から1度も連れ出していなかったようです。

 調べに対しては『体調が悪く、食事をしなかった』『コロナが怖くて病院に連れていけなかった』、8日間も放置したことについては『飛行機のチケットが取れなかった』など、ウソを連発。5月にも3日間、娘を放置して旅行に行っていたほか、勤務後にパチンコに行ったり、飲みに行って朝帰りをしたりと、育児放棄は常態化しており、知人の中には容疑者が子持ちだったことを知らなかった人もいました」(週刊誌記者)

 今もネット上で閲覧できる女性のインスタグラムには200枚以上の写真が投稿されているが、女の子の写真はただの1度も登場せず、家族の痕跡を示すものは一切見られない。はるか離れた鹿児島の交際相手に会いに行き、七夕の日に逮捕された容疑者。インスタには「一生償ってください」「ふざけんな!!!!!」と、怒りのコメントが寄せられているが、この悪質な育児放棄による殺人にはどの程度の罪が課せられるのか?

「ネグレクトで子どもが死亡した事件の裁判は、世間の想像より刑が軽く、時に執行猶予が付くケースもありましたが、それを一気に覆したのが、2010年に大阪で起きた2児餓死事件です。この事件は23才の母親が2人の子どもを約50日間放置して死に至らしめたもので、母親は殺人罪で起訴され、有期刑の上限となる懲役30年が言い渡されました。

 今回のケースで参考となるのは、今年3月の裁判です。その事件は、仙台市に住む26才の母親が2才の娘を放置して9日間外出した末に死亡させたもの。母親は、娘がいたずらをしないよう、外出する際には居間と台所の間を冷蔵庫で塞いで、娘が居間から出られないようにしており、懲役10年が言い渡されています。

『週刊文春』の報道によれば、今回の事件の容疑者は自身も過去に虐待を受けており、児童養護施設にいた時期もあるようで、裁判になれば弁護士は全力でその点をアピールしてくるでしょう。ただ、隠蔽工作や見え見えのウソの供述など、心証が悪くなる行動が多すぎるため、仙台の事件と同レベルの、かなり長い懲役刑が言い渡されることになるかもしれません」(フリーランスの事件記者)

 失われた命のことを考えれば、刑期がどれだけ長くても長すぎるということはないだろう。

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最終更新:2023/01/26 18:32
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