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「#朝鮮女子」北朝鮮カルチャーをポップに発信する日本人美女軍団の秘密集会に潜入!

『愛の不時着』に登場した“アレ”が食べたい!

 実は朝鮮女子を除くイベント参加者は、誰も北朝鮮を訪問したことがなかったのだ。ではなぜ、こんなマニアックなイベントに参加したのか。その共通項は「海外旅行」だった。ふと私の周りを見まわすと、参加者の半分以上が女性であることに気づく。

「いろいろな国々を旅行することが好きだから」「ある国で北朝鮮レストランに入って興味を持った」というトラベラータイプと、「北朝鮮に住んでみたい」「牡丹峰(モランボン)楽団の音楽が好き」というマニアタイプまで幅広いが、「海外旅行好き」という共通点が会話を盛り上げていた。

 参加者たちがこれまでの渡航先でのエピソードで盛り上がり始めたところで、筆者はしばし#朝鮮女子たちを独占させてもらい、彼女たちが北朝鮮のどこに魅力を感じているのかを聞いてみた。

 ちなみにRozecoさんは、北朝鮮を3度も訪れたそうだ。

「美容室で“朝鮮で流行りの髪型”にしてもらったり、エステやバラ風呂に入ったり、料理教室や語学学校で勉強したり、どれもいい思い出ですが、一番の思い出は、イケメンガイドさんとイイ感じになったことです。 『可愛いね』『カッコいいね』と言い合いながら手を繋いで歩きました。リアル『愛の不時着』です。私の心は、朝鮮の現地ガイドさんに着地しました。

『愛の不時着』に登場したハマガソ(ハマグリのガソリン焼き)は観光客の間で有名ですが、私はあえて朝鮮で食べるお寿司やラーメンを推します。外国で食べる日本食は、その国の人たちが日本をどう見て、どう考えて作っているのが知れて感慨深いです。

 平壌冷麺は言わずもがなですね。文句なしにおいしいです。冬は寒いので平壌“温麺”がオススメなのですが、現地の人たちは冬でも毎日冷麺を食べる人が多いんですよ」(Rozeco氏)

 個人的にはドラマと同様、ハマグリのガソリン焼き後の貝殻に焼酎を入れて「가~시원해~(あーしみるー)」と言ってみたいものだが、美女たちの眼中にはないのだろう。

 そして、Sさんは北朝鮮のヒトに感動を覚えたという。

「マスゲームは本当にすごかったです。コンピューター制御や機械仕掛けとは違う人による統制美や集団美は圧倒的でした。

 現地で感じたのは、北朝鮮の人たちはとても親切だということ。滞在中はすべて現地ガイドが同行するんですが、その人だけなくて住んでいる人たちがピュアなんです。私は滞在中に2度もケータイを落としてしまったのですが、すぐに現地の方が拾って届けてくれました。

 街では、子どもたちが楽しそうにはしゃいでいて、手を振ったら振返してくれるので嬉しくて10回くらい繰り返しましたが、永遠に続きそうで……(笑)。子どもの笑顔に国境はありません」(S氏)

 マスゲームは外貨獲得のためであり、連日動員される子どもたちはその間教育を受ける権利を奪われていることになる。同行するガイドは案内員と呼ばれる監視員で、落としたと思ったケータイは中身を確認するために持ち去られたんだろう——。きっと、読者諸氏からは、こんな批判が出るのではないか。しかし、#朝鮮女子たち皆一様に「また朝鮮に行きたい」と話し、そこに行った者でないとわからない魅力があるのは確かだ。

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