『半沢直樹』「夢から醒めた夢」劇団四季のパロディ!? 半沢＆大和田のミュージカルシーンに総ツッコミ

　放送が延期されていた日曜劇場『半沢直樹』（TBS系）第8話が9月13日に放送される。前週行われた特別生放送では、キャストが撮影秘話などを披露し、お茶の間を沸かせた。1週間待ちわびた本編を楽しみに待つファンも多く、第8話の次回予告に注目が集まっている。

　第8話では、クライマックスに向けて、急展開を迎えそうだ。主人公・半沢直樹は、同僚たちと通っている行きつけの小料理屋の女将・智美（井川遥）が、中野渡頭取の元部下だった過去を聞く。第8話の予告編では智美が「ウワサを聞いたんです、多額のお金が振り込まれているらしいって」と発言するシーンもあった。さらに「黒幕は頭取!?」「不正の証拠を掴め!!」と、新たな黒幕を予感させる文字が……。

　また、第7話で政界のドン・箕部幹事長（柄本明）と行内の紀本常務（段田安則）が内通していると確信した半沢（堺雅人）は、箕部幹事長の不正を暴こうとあらゆる手段を使って証拠をつかもうとする。そんなとき、半沢は、因縁の相手である証券取引等監視委員会統括検査官・黒崎駿一（片岡愛之助）も箕部幹事長を追っていることを知る。予告編では黒崎が「やられたらやり返す！」と半沢に言い放つシーンも映された。この黒崎の発言が半沢のモットー「倍返し」に協力しようとしているようにも見える。前回の大和田との共闘に引き続き、黒崎とも手を組むことになるのだろうか。

　予告編で最も注目を集めたのが、半沢と大和田が手を取り合おうとしてゆっくりと近づくシーンだ。ネットでは劇団四季のミュージカルの「夢から醒めた夢」にそっくりだと話題を呼んでいる。「半沢直樹、ミュージカルでも始まるんですかねぇ」「このまま突然歌い出してミュージカル化しそうな勢い」「もはやミュージカル回」など、予告編を見たファンからのツッコミが殺到した。

　特別生放送では、香川が「おしまいdeath!」の誕生秘話を語った際に、「今は言えないけど、あのシーンも…」と今後も面白いアドリブが披露されることを予告していた。果たしてそれはこのミュージカルシーンのことなのだろうか。第8話も見どころ満載の『半沢直樹』から目が離せない。

■番組情報
日曜劇場『半沢直樹』
TBS系にて、 毎週日曜21:00～放送
出演：堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、賀来賢人、尾上松也、筒井道隆、石黒 賢、児嶋一哉、宮野真守、段田安則、井川 遥、香川照之、柄本明、北大路欣也、ほか
原作：池井戸潤
脚本：丑尾健太郎ほか
演出：福澤克雄、田中健太、松木彩
プロデュース： 伊與田英徳、川嶋龍太郎、青山貴洋
制作著作：TBS
公式サイト：https://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

東海林かな（ドラマライター）

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな