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ソフトバンク退団の内川聖一、干された理由は「面倒くさい人」だから? 過去には炎上騒動も

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Getty Images

 バットコントロールは球界随一でも、人の心を掴むのはあまり得意ではない……ということか。

 ソフトバンクホークスの内川聖一が1日、今季限りでチームを退団することが明らかになった。今年でプロ20年目の内川は、セ・パ両リーグで首位打者(08年、11年)、右打者シーズン最高打率(0.378)、現役最多安打、MVP(11年)など、輝かしい実績の持ち主。しかし今季は一度も1軍でチャンスをもらえず、退団の意思を表明した。

「内川は昨年ほぼフル出場し、ゴールデングラブ賞ももらいましたが、打率は0.256と今ひとつ。工藤(公康)監督は今シーズン、開幕から栗原陵矢を起用したところ、彼が結果を残しました。そうなると内川に残された道はDHですが、そこにはヤクルトから獲得したバレンティン、さらにデスパイネら外人勢がおり、出る余地はなし。2軍では3割を打っていましたが、チャンスは与えられませんでした」(週刊誌のプロ野球担当記者)

 ほかのチームなら間違いなく1軍で使われる力の持ち主だけに、退団という選択は自然な流れだが、なぜここまで干されることになったのか?

「実績は申し分のない内川ですが、物議を醸す言動が多いのは事実です。FAでホークスに移籍した際、古巣・横浜について『(横浜を)出ていく喜びがある』『ここにいたら自分がダメになる』と言ったのは、もはや伝説。ホークス退団会見でも『今年1打席も1軍でチャンスを貰えなかった』と、恨み節を述べました。

 契約更改で特別ユニフォームに苦言を呈したり、2軍の食事事情を“内部告発”したこともありますし、ファールボールを取るのに邪魔になったカメラマンにブチギレて、ネットで大炎上したこともある。個人成績にこだわるあまり、ヒット性の当たりをエラーと判定されて露骨に不貞腐れるシーンもありました。

 そもそもプロ入りの経緯からして“訳アリ”です。もともとは広島のスカウトが熱心に誘っていたものの、突如『指名されても拒否する』と、一切連絡を断ち横浜へ。その後、FA移籍の際も、広島との交渉後の会見では渋い表情だったのに、ホークスとの交渉後には満面の笑みだったため、袖にされた広島ファンの気持ちを逆撫でしました」(ベテランスポーツライター)

 横浜と広島のファンを敵に回し、ソフトバンクも後ろ足で砂をかけて出ていく形となった内川。そんな彼を拾う球団はあるのだろうか?

「まず候補としてあがるのは中日。一塁にはビシエドがいますが、先日のケガが重症なようですし、チーム本塁打数はダントツ最小で、打線のテコ入れは絶対です。さらに、“WBC戦士”が異常に好きな原監督がいる巨人、圧倒的に打力が弱いロッテ、ロペスの衰えが目立つDeNAあたりも興味はあるでしょうが、本命はヤクルトでしょう。村上(宗隆)をサードに回せばポジションは空きますし、師と仰ぐ杉村繁氏は現在1軍打撃コーチです」(前出・プロ野球担当記者)

 捨てる神あれば拾う神ありだが、“余計な一言”には要注意といったところか。

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最終更新:2020/11/05 07:00
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