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『鬼滅の刃』はオワコン?「東宝」株ホルダーの関心は“3つの作品”に移行中

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大ヒット上映中。

 流行語大賞候補にもノミネートされ、さらに社会現象化が加速しそうな『鬼滅の刃』。10月16日に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は公開から3日間の興行収入が46億円、10日で100億円を突破と、興行収入308億円の『千と千尋の神隠し』超えも狙える勢いだ。

「映画は子どもだけでなく大人も泣いてしまうほどの感動作。少し前までは『鬼滅の刃』をどう読んでいいかわからなかったオジサンも、今では『きめつのやいば』と普通に読めるようになっているばかりか、『まだ鬼滅見てないの?』という鬼滅ハラスメントまで横行しているほどです」(サブカル誌ライター)

 さまざまなコラボ商品も乱立し、まさに新型コロナで傷んだ日本経済を立て直していると言ってもいい『鬼滅』だが、当然、株式市場も放っておくはずがない。

「投資家がこぞって飛びついているのが、配給の東宝です。8月3日の終値は3,195円だったのが、11月6日は4305円。10月19日は4790円の年初来高値を付けています。映画産業はコロナの影響で厳しいと見られていましたが、業績予想の上方修正や新作映画のヒットでコンテンツの魅力が改めて再確認され、市場も好感したようです。もっとも『鬼滅バブル』はすでに織り込まれていますから、今から飛びつくと高値掴みしてしまうかもしれません」(マネー誌ライター)

 そんな中、東宝株のホルダーたちの関心はすでに鬼滅から別に移っているという。エンタメ誌ライターが言う。

「株関連の掲示板を見ていると、この後公開が控えている3つの作品に期待が集まっています。まずは、12月25日公開予定の『えんとつ町のプペル』。キングコング・西野亮廣が製作総指揮をとっているのですが、彼の主宰するオンラインサロンなどを通じて、すでに前売り券が18万以上売れているといい、これは『鬼滅』と同レベル。次に、1月23日に公開を控えるのが『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。累計興行収入113億円を突破する大ヒットを記録したシリーズの最新作で、公開に合わせて日本テレビの『金曜ロードSHOW!』では、シリーズ3作を3週連続で放送することが決まっています。劇場では『鬼滅』の上映時に予告編が流れていることも大きい。そして、公開日が3月26日に決まったのが実写映画『モンスターハンター』。監督を務めるのは映画『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン氏。主人公アリスを演じるのは女優のミラ・ジョヴォヴィッチという最強タッグです」

 東宝を「鬼滅株」で終わらせるのはもったいないかも?

最終更新:2020/11/09 17:00
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