「鬼滅の刃」がジリ貧テレビ局の救世主に!?　放送話数延長で狙う皮算用

　人気アニメ『鬼滅の刃』を金曜19時のゴールデンタイムで放送するカンテレ（関西テレビ）が、予定になかった第15話から21話を追加して放送を編成するという。

　10月30日放送分の平均世帯視聴率は12・3％（ビデオリサーチ社調べ、関西地区）だといい、同局関係者は「劇場版も興行収入記録が、更新されそうな勢いがテレビにも波及している」と分析。今回急遽、放送回数を増やす理由には、もちろん視聴者からのリクエストが殺到していることも大きいようだが……同局としてはほかにもう1つ、放送を伸ばした理由があるようだ。

「現在番組は、スポットCMのみで放送していましたが、何せゴールデンタイムですから、本音を言うと提供スポンサーをつけたいところ。鬼滅の刃の玩具やお菓子など、コラボ商品を売っている企業は多数あり、これらが出稿してくれたら売り上げ的にも本当に助かる。そのチャンスを少しでも広げるには、放送回数が増やすのが手っ取り早いというワケですよ」

　テレビ局の「鬼滅の商魂」には、頭が下がるばかりだ。