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『鎌倉殿の13人』小池栄子が裏主人公になりそうな深いワケ 史上最高に“血なまぐさい大河ドラマ”の誕生か

文=堀江宏樹(ほりえ・ひろき)

大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)が、ますます盛り上がりを見せている。ドラマをより深く楽しむため、歴史エッセイストの堀江宏樹氏が劇中では描ききれない歴史の裏側を紐解く──。前回はコチラ

『鎌倉殿の13人』小池栄子が裏主人公になりそうな深いワケ 史上最高に血なまぐさい大河ドラマの誕生かの画像1
『鎌倉殿の13人』(NHK公式PRサイトより)

 ちょっと視聴率低迷気味の『麒麟がくる』に“期待はずれ論”が出始めた昨今、三谷幸喜さんの新作『鎌倉殿の13人』(2022年放送開始予定)のキャスト発表がネット上で話題になっていますね。

 筆者が暮らす歴史業界のトレンドを定めるのは「大河ドラマ」ですから、今回は筆者が考える『鎌倉殿~』への期待などについて、ざっくりとお話したいと思います。

 三谷幸喜さんに一番、期待できるのは、脚本家としての体力です。「大河」は8月~9月頭あたりに放送される、話数でいうと30話台の視聴率が落ち込みがち。この中だるみの時期を超えた後に盛り返せるかが「名作」か、そうでない作品になるかの分岐点です。

『麒麟~』は約2カ月の放送休止があるので、11月の今が“危険水域”で、案の定低調の様子。一方、前回の三谷作品である『真田丸』の視聴率を見てみると、2016年8月28日の第34回で、前話の18.0%からかなり下落した13.2%をマークしてしまっている以外、通常なら中だるみ期にもかかわらず、大きな盛り下がりはないので「さすが!」なんですね。

『真田丸』でいえば、第30話前後は主人公・真田信繁が、長年に及ぶ豊臣秀吉の介護をようやく終える話だったと思われます。永遠に家族内のモメごとだけで高視聴率を叩き出す『渡る世間は鬼ばかり』シリーズを彷彿とさせる、橋田壽賀子先生ばりの脚本力が、三谷さんにはあるのだろうと思われます。

 問題の第34回も、石田三成がライバルたちに襲撃されてしまうという、作り手としては本来、力を入れたであろう回でした。ちなみに13%台の数字を記録した回はその後も1回あるようですが、これらはドラマの内容が問題だったというより、視聴者の“ムラ気”とでもいうべきものでしょう。

 大河ドラマで、主人公がヨレヨレの太閤殿下を介護している映像で数字を保たせられる三谷幸喜さんだからこそ、登場人物の大半がマイナーである『鎌倉殿の13人』にも、一定以上の期待を持てるのでしょう。正直、来年の大河ドラマ『青天を衝け』より盛り上がっている気がしますよね。

 さて、なにかと話題の『鎌倉殿~』ですが、小栗旬さんが演じる主人公の北条義時は、“尼将軍”こと北条政子の弟です。ときどき「大河」にも出てきますが、北条義時は基本的に一瞬だけ映る程度の人ではあります

 そしてタイトルの「鎌倉殿の13人」とは? ……というと、源頼朝と、その嫡男・頼家の時代の鎌倉幕府に仕える有力者13人という意味のようです。主人公・北条義時が、他のライバル12人を蹴落とし、「最後に笑う男」になるという筋書きのようです。

 三谷幸喜さん自ら解説する動画を見ていると、そういうさまが映画『ゴッドファーザー』みたい、とおっしゃっていましたが、実際に血で血を洗う内容になるかと思っていてください。この頃は、本当に血なまぐさい時代なのです。

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