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深夜に美女がハァハァ!? テレ朝深夜の“合法的エロ番組”の巧み

『スポテイナーJAPAN』(ABEMA.tvより)

 プロと呼ばれる人は、両手両足を縛られたような状態でも、なんとか抜け道を探してしまうようだ。

 エロ番組が地上波から絶滅寸前となるなか、テレビ朝日が“野心的”な番組を深夜に放送している。10月にスタートし、第4月曜日の深夜0時20分から放送されている『スポテイナーJAPAN』がそれ。「スポテイナー」とはスポーツ+エンターテイナーを掛け合わせた造語で、美ボディを誇る女性出演者たちがトレーニングで競う番組だ。

「スポテイナーは、もともと韓国で生まれた単語です。美容大国の韓国では数年前からマッスル・ブームが起きており、健康的な美を目指すのが大流行。美ボディを競う大会には数千人の応募があり、それがエンタメ化していて、リアリティ番組として人気を集めています。『スポテイナーJAPAN』はその日本版で、カリスマトレーナーのAYAの指導のもと、グラドルらがボディメイクに挑戦しています」(韓国のエンタメ事情に詳しいフリーライター)

 韓国の大会の出場者の中には、SNSのフォロワー数が数十万人に及ぶ“女神ボディ”の持ち主もいるとか。健康美を競うとは健全この上ないが、見る側はそうは捉えない。たまたま番組を見た男性編集者はいう。

「出演者はいずれもとびきりの美女ばかりですが、衣装はピチピチのスポブラ+スパッツ姿。そんな彼女たちがピョンピョンと縄跳びをしたり、胸の谷間を見せながら腕立て伏せをしたり、四つん這いになってエクササイズをこなしたりといったトレーニングする姿を接写していて、気づけばエンディングまで見てしまいました」(男性編集者)

 スケベ心から番組を見たのは、この男性編集者だけではない。ネットには、「こんなエロい服でやる必要あるのか?」「女が体見せながらハアハアするだけの番組」「スポーツって言うから来てみたら、とんだエロ番組だな」

 といったコメントが寄せられた『スポテイナーJAPAN』。どういった目線で番組を見ようと、それは視聴者の自由だが、キー局関係者は苦笑いしながらこう語る。

「最近のテレビ界の常識として、セクシーさが売りの女性タレントの扱いは極めてデリケートになっています。肌の露出が多いと、すぐにジェンダーの視点からクレームが寄せられますし、大炎上することもあり得る。プールや温泉に入るために水着姿になるのは問題ありませんが、“とりあえず水着を着せてみました”みたいなのはもうできません。

 ただ、率直に言ってエロは数字が稼げる。そこでひねり出したのが“真剣勝負”というキーワードです。“女性版SASUKE”の『KUNOICHI』(TBS系)が典型例ですが、あの番組はかなり露出度が高い。けれども『動きやすい』という説明ができるから、コンプライアンスには引っ掛かりません。『KUNOICHI』も『スポテイナーJAPAN』も、それを隠れ蓑にしたお色気番組ですよ」(キー局関係者)

 テレビ朝日には『全力坂』という、一部マニアが絶賛する番組があるが、どうやら新たな鉱脈を見つけたようだ。

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最終更新:2020/12/01 00:00
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