日刊サイゾー トップ > カルチャー  > 人気人狼ゲーム「Among Us」、その中身

人狼ゲームAmong UsがDiscordの評価額をも押し上げたワケ…これからの季節にピッタリ!

2年前のインディーゲームが、なぜ“今”流行?

 

 シンプルでわかりやすいが、その分心理戦が面白い。というのも、ゲーム中に何回かある「投票」によって、インポスターと思われるプレイヤーはゲームから排除される。当然、だれがどの役割なのかはわからないので、判断が誤っている場合も出てくる。ゲーム中での行動をお互いが監視し合い、投票するというわけだ。「李下に冠を正さず」で行儀よくプレイするか、あえての行動で混乱させるかなどの駆け引きが楽しめる仕組み。

 全インポスターが排除されるか、全タスクを完了させることができればクルーメイトの勝利。逆に、クルーメイトとインポスターの数が同じになる、インポスターによる妨害が解決されなかった場合はインポスターが勝利となる。

 もちろん、操作も簡単でスマホだから不利といった要素もない。最新の3Dグラフィックに対応しているゲームでもないので、最上位機種でないと満足にプレイできないといったこともないので安心だ。

 2年も前に配信されているインディーゲームが、なぜ今盛り上がってきているのか? 実際、配信当初はここまでの人気にはなっていなかった。これは2020年を象徴する新型コロナウイルス感染拡大の影響があると言っていいだろう。

 自宅で過ごす時間が増え、その可処分時間をゲームに当てる人が増加した。その結果、ゲーム実況を見る層も増えてきた。こういった状況の中、今年7月にTwitchのストリーマーであるソーダポッピンが取り上げたのがきっかけと言われている。

 ここまで説明してきたように、とにかく実況映えするゲーム設計になっており、「ゲーム観戦」が楽しめる。これが世界的情勢にマッチしたのだ。この流れを受けて、世界的にも有名なストリーマーのニンジャ、ピューディパイも加わり、一気にブームに火がついた。

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