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テレビで頻発される“月経”特集、発端はABEMAだった?「生理ブーム」がメディアを席巻する背景

朝日も日経も1面トップで生理特集!

テレビで頻発される月経特集、発端はABEMAだった?「生理ブーム」がメディアを席巻する背景の画像2
田中ひかる著『生理用品の社会史』(角川ソフィア文庫)

「18年くらいからファッションデザイナーのハヤカワ五味さんを中心としたSNSインフルエンサーから、生理ブーム (生理ムーブメント)が始まり、同じ頃にマンガ『生理ちゃん』(作・小山健)も注目を集めました。19年2月には拙著の『生理用品の社会史』が文庫版(角川ソフィア文庫)で刊行されたのですが、それも生理ブームに後押しされてのことだと思います」

 さらにこうしたムーブメントは女性の間だけではなく、男性への問題提起としても取り扱われることが多くなっているという。

 「2019年11月に、朝日新聞と日経新聞が生理を取り上げたことも、注目すべき出来事でした。“生理”が一面を飾ったということで、驚いた男性が少なくなかったようです。これについて『週刊ポスト』(小学館)が、<朝日も日経も1面トップで取り上げた『#No bag for me』って何だ?>(※1)という記事を掲載し、私もコメントさせていただきました」(田中氏)

 マスメディアを席巻する生理ブームは、今後さらにどう広がっていくのか。一過性のブームで終わることなく、社会全体でケアするべき問題という共通認識が定着することを祈りたい。

(※1)#No bag for me:ユニ・チャーム社の「女性がより自分らしく過ごせる社会を目指し、自分に合った生理ケアを行うことを推進する」プロジェクト

出来花子(ライター)

出版業界を漂ういろいろなオタク。出版界動向やゴシップを追いながら、フリーのライターとして活動。

しゅったいはなこ

最終更新:2021/03/01 11:00
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