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庵野秀明監督『シン・仮面ライダー』制作決定! 東映が次に期待するのは『シン・〇〇』か?

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『シン・仮面ライダー』(©石森プロ)

 東映は4月3日、『仮面ライダー』生誕50周年企画として、庵野秀明が脚本・監督を担当する映画『シン・仮面ライダー』を制作すると発表した。

 総監督を務めた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』も大ヒット中の庵野。同じく総監督の『シン・ゴジラ』(2016年)、企画・脚本・プロデューサーを務める『シン・ウルトラマン』(2021年公開予定)に続いて、今度は『仮面ライダー』を再生させることとなった。往年の名作を“シン”の名のもとに次々とリメイクさせる庵野に対しては、さらなる“シン”シリーズへの期待も高まっている。

「ネット上では『シン・ナウシカ』とか、『シン・ガンダム』を庵野監督に作って欲しいとの声も多いですが、業界的に次に来そうだと言われているのが、実写版の『シン・デビルマン』です」(映画関係者)

 永井豪の不朽の名作漫画『デビルマン』は、2004年に実写映画化されている。

「実写版『デビルマン』は東映がかなりの制作費をかけて作ったものの、あまりにも評価が低く、黒歴史的作品になっています。駄作というイメージが定着していて、もはや正当な評価が許されないほどの状況。東映としても、どうにかしてこの汚名を返上したいという思惑があるはずで、庵野監督であれば必ずや素晴らしい実写版『デビルマン』を作ってくれるのではないかと、期待する関係者も多いです」(同)

 庵野監督といえば、『デビルマン』と同じく永井豪の名作漫画『キューティーハニー』の実写映画の監督を務めている。

「庵野は実写版『キューティーハニー』の監督とOVA『Re:キューティーハニー』の総監督を務めています。いずれも、大ヒットしたわけではないものの、原作のイメージを踏襲しつつ、庵野らしいテイストに溢れた作品として、隠れた名作と言われている。永井豪作品と庵野秀明の相性の良さを証明するには充分な作品だったと言えます。そういう意味でも、もしも『デビルマン』を庵野が実写化したら、かなり素晴らしい作品になるはずです」(同)

 過去の実写化作品が酷評されすぎていて、誰も手を出そうとしなくなっている『デビルマン』。果たして、庵野がこの名作に新たな命を吹き込むことはあるのだろうか。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2021/04/08 06:00
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