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瀬戸大也、3種目で五輪内定も… 戻らない「スポンサー筋」

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写真/GettyImagesより

 昨年9月、不倫騒動が週刊誌に報じられた競泳の瀬戸大也選手が日本選手権で実力を発揮している。200メートル、400メートルの個人メドレーと200メートルバタフライの3種目で、東京五輪日本代表内定を勝ち取った。

 ただ、全盛期ほどの輝きはない。今回も、自己ベストである日本記録から遅れながらもバタフライで代表内定を得たが、「このタイムで決められたのはラッキーだった」とレースを振り返った。7月の東京五輪本番には「間に合う。世界記録に近い泳ぎができれば金メダルのタイムは必ず出せる」と力を込めて語っている。

 昨年の不倫騒動の影響で、日本オリンピック協会と日本水泳連盟に「シンボルアスリート」と東京五輪の競泳主将を辞退する意思を伝えている瀬戸。半年近く競泳活動も停止した影響は大きく、レースに復帰できたのは今年2月の「ジャパンオープン」までズレ込んだ。

 学生時代の同級生にコーチを引き受けてもらう一方で、昨年4月にコーチ契約解除した梅原孝之氏に助けを求めるなど、なりふり構う時間はない。ただ、これだけやっていても戻ってこないのは個人スポンサーだ。現在まで1社も復帰していない。

「不倫騒動後、瀬戸をイメージキャラクターやCMに起用していたスポンサーは広告掲載を止めました。所属先だったANA(全日本空輸)も企業イメージにふさわしくないとして契約を解除。コロナ禍で経営状況も悪い中ですし、無理してでもサポートする必要はないという判断だった。五輪選考は一発勝負の競泳ですが、瀬戸が結果を出しても支援者の話は一向に出てこない。これまでの貯金を切り崩しての生活が今後も続きそうです」(広告代理店関係者)

 それでもどうにか競泳生活を送れているのは、妻で元飛び込み選手の馬淵優佳の支えのおかげだろう。

「周囲からは離婚を勧める話も相当数あったと聞いています。ところが彼女は夫を支える選択をした。夫婦でCM共演するなどしていたこともあり、責任の一端を感じているのかもしれません。五輪本番でメダルをしっかりとることができれば再び、夫婦揃って仕事を取りに行くサポートをするかもしれません」

 瀬戸は今の状態について「7割くらい。レース後半はかなりきつくなることが分かったのでいい練習にもなかった」と語った。大きな結果が出るまで、もうしばらく我慢の日々が続きそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/04/11 14:00
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