真田広之や赤西仁の出演は？　あの『47RONIN』の続編が着々と準備中も…ますますトンデモに？

300年後の未来を描くサイバーパンク作品に一新？

「昨年8月に『Deadline』が続編決定を報じた際、初報では300年後の未来を描くサイバーパンク作品になり、“ホラーに現代的なサムライとニンジャの要素を織り交ぜる”など、一新した内容になるとあったんです。なぜかこの記述はすぐに削除されてしまいましたが、ユアン監督による『マーシャルアーツ、アクション、ホラー、サイバーパンクとさまざまなジャンルの混ざった映画』というコメントは残っており、前作と大幅に違う内容になるのは間違いないでしょう。未来が舞台のサイバーパンク作品ということは前作とのつながりも無さそうなので、キャストも一新されるでしょうね」

　すっかり「忠臣蔵」とは違う映画となるようだ。それはそれで興味深いが、では日本人が出演する可能性についてはどうか。

「さすがにまだなんとも言えませんが……。“失敗作”の『47RONIN』の続編をわざわざ作る背景には、前作でそれなりに好調だったアジア市場への意識があるものと考えられます。脚本についてガルシアは、『多様性があり包括的なアクション映画の話を書くことができて嬉しい』とコメントしていますが、アジア系の出演も多いはず。コンセプトが大幅に変わるとはいえ、サムライやニンジャの要素が残るとすれば、日本人の出演も期待はできそうですね。

　ただ、監督が『ステップ・アップ・イヤー・オブ・ザ・ダンス』のユアンということは、中国市場を狙った作品になる可能性も高い。メンデスのコメントでは『パワフルな女性主人公たちが登場する、現代的で多文化的なストーリー』とあったので、メインを張るのは中国系の女優かもしれません。

　ちなみに修正前の『Deadline』の記事によると、Netflixでの全世界配信を予定しているようで、劇場公開はなさそうです」（前述の映画ライター）

　はたして、『47RONIN』の続編はどんな作品になるのだろうか……。

新城優征（ライター）

ドラマ・映画好きの男性ライター。俳優インタビュー、Netflix配信の海外ドラマの取材経験などもあり。

しんじょうゆうせい