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フジ大型特番『お笑いオムニバスGP』総評 ドッキリツッコミGPに見た“お笑い偏差値”の高さ

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『お笑いオムニバスGP』

 2015年にスタートしたネタ番組『ENGEIグランドスラム』から、約6年ぶりとなるフジテレビの大型お笑い特番『お笑いオムニバスGP』が5月9日に放送された。

 人気芸人たちがショートネタを披露する『バク速-1GP』、ツッコミ芸人が仕掛けられたドッキリにツッコミを入れまくる『ドッキリツッコミGP』、そして、ものまね芸人たちが『2億4千万の瞳』にあわせて持ちネタをメドレーで披露する『2億4千万のものまねメドレーGP』の3つの企画で構成される同番組。“ガチンコ”なお笑い番組としても、注目度が高かった。

「フジテレビとしては、『ENGEIグランドスラム』や、『IPPONグランプリ』、『人志松本のすべらない話』などのように、定期的にスペシャル番組として放送できる企画を模索しているということでしょう。今回は3つの企画でしたが、このなかで1つでも当たれば万々歳といった感じなのだと思います」(構成作家)

 いずれの企画も、芸人たちのネタや“お笑いスキル”にスポットが当てられている。最近のテレビでは、こういった企画が重宝される傾向にある。

「ショートネタであればセットを組む必要もなければ、スタッフがネタを考える必要もない。芸人に頼った形で番組を作れるので、コストがかからないというメリットがあるんです。若手芸人にとっては大きなチャンスでもあるので、当然ながら番組には協力的になる。お金をかけたくない制作サイドと、出番がほしい芸人サイドの利害が一致しているから、とても作りやすいんですよね。これは、ものまね芸人の企画も同様です」(同)

 しかし、今回の『お笑いオムニバスGP』で、関係者内での評価が高いのは、『ドッキリツッコミGP』だった。

「今回はカンニング竹山、おいでやす小田、シソンヌ長谷川忍、ミキ昴生の4人が、出場し、さまざまなドッキリをかけられました。当然ながらセットや特殊メイクなどの制作費もかかるし、出演者のギャラもショートネタの若手よりも高い。ドッキリの内容も考えなくてはならず、スタッフへの負担は大きいはずです。しかし、腕のある芸人たちを使っているだけあって、ツッコミも本当に面白かった。さらに、そのツッコミに対して、千鳥と麒麟川島が解説を加えていくのも面白かったですね。

 全体的に“メタ”な視点ばかりでしたが、“お笑い偏差値”の高い番組として、とても興味深かったし、他の出演者でも見たいと思いました。ショートネタやものまねは、他の番組でも見られますが、この“ドッキリツッコミ”で争うというのは、これまでにない切り口です。この企画こそが、継続していきそうな気がしますね」(同)

 ボケ芸人たちが『IPPONグランプリ』で自分のお笑いセンスを発揮するように、ツッコミ芸人たちがその実力を見せつける場として、『ドッキリツッコミGP』が定着することに期待したい。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2021/05/11 07:00
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